東京市場のドルは157円台後半で推移、政府要人発言で上下に振れやすい地合いに(24/6/18)

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、じりじりとした円安が進み157円台後半で推移した。

東京市場のドルは157円台後半で推移、政府要人発言で上下に振れやすい地合いに(24/6/18)

東京市場のドルは157円台後半で推移、政府要人発言で上下に振れやすい地合いに

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、じりじりとした円安が進み157円台後半で推移した。

昨晩の海外時間では、フランス総選挙で優勢と見られている極右政党のルペン氏が、マクロン大統領と協力してく姿勢を明らかにし、市場鎮静化に努めたため欧州政治リスクへの警戒感は和らいだ。

米6月NY連銀製造業景気指数は予想以上に5月から回復したため長期金利上昇に伴うドル買いが優勢となり、157円90銭台まで上昇した。フランス政局不安の緩和を受けて、リスク回避の円買いも後退したもよう。

東京時間では、目立ったドル買いは観測されなかったが、やや円安の流れが強まり、ドルはじりじりと上昇。157円台半ばから157円台後半までドルは買われた。株式市場では昨日の反動で大幅反発となったが、引き続き売買代金は乏しい。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:157円70銭
高値:157円86銭
安値:157円55銭
終値:157円84銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:169円34銭
高値:169円39銭
安値:168円97銭
終値:169円25銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:104円34銭
高値:104円61銭
安値:104円03銭
終値:104円58銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:200円43銭
高値:200円51銭
安値:200円04銭
終値:200円37銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:38433円48銭
高値:38519円02銭
安値:38332円89銭
終値:38482円11銭(前日比+379円67銭)

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

18時00分、欧、6月ZEW景況感指数、前回:47.1、市場予想:48.9
18時00分、欧、6月ZEW景況感指数、前回:47.0
18時00分、欧、5月消費者物価指数(確報)(前年比)、前回:2.6%、市場予想:2.6%
18時00分、欧、5月消費者物価指数(確報)(コア前年比)、前回:2.9%、市場予想:2.9%
19時00分、欧、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁が講演
21時00分、欧、チポローネECB理事が会議出席
21時30分、米、5月小売売上高(前月比)、前回:0.0%、市場予想:0.3%
21時30分、米、5月小売売上高(コア前月比)、前回:0.2%、市場予想:0.2%
22時15分、5月鉱工業生産指数(前月比)、前回:0.0%、市場予想:0.4%
22時15分、5月鉱工業生産指数(設備稼働率)、前回:78.4%、市場予想:78.6%
22時30分、欧、デギンドスECB副総裁が講演
23時00分、米、バーキン・リッチモンド連銀総裁が講演

24時00分、欧、クノット・オランダ中銀総裁が議会証言
24時40分、米、コリンズ・ボストン連銀総裁が講演
25時00分、欧、ビルロワドガロー仏中銀総裁が金融経済賞授賞式に出席
26時00分、米、ローガン・ダラス連銀総裁が質疑応答
26時00分、米、クーグラーFRB理事が講演
26時20分、米、ムサレム・セントルイス連銀新総裁が講演(投票権持つのは2025年)
27時00分、米、グールズビー・シカゴ連銀総裁がフォーラムに参加

※予定は変更することがございます。

【今晩の海外時間の見通し】

本日の海外時間は欧米の要人発言に関心が集まりそうだ。欧州中央銀行(ECB)理事会、米連邦公開市場委員会(FOMC)が終わったばかりなだけに、その発言内容は注目だ。欧州は5名、米国は6名の要人発言が予定されている。欧州の関心事は継続した利下げの有無と右傾化の流れだろう。6月末から7月上旬のフランス下院選投票(第一回投票は6月30日、決戦投票は7月7日)まで欧州情勢は気の抜けない状況は続くのでECB関係者が財政懸念の可能性などにどのようなコメントを残すか興味津々だ。

一方、米国は利下げのタイミングだろう。米連邦準備制度理事会(FRB)は2024年の利下げ見通しを3回から1回に引き下げたが、市場は2回利下げのイメージをまだ残している。今晩のFOMC要人がどのような表現をするのか注目だ。

とりわけ、6月会合でタカ派のメスター・クリーブランド連銀総裁が退任し、次回7月会合でハト派のグールズビー・シカゴ連銀総裁がFOMCの投票権を持つことから、同氏の発言に要注目。7月会合のみ投票権を有することで発言の影響力は限定的と見る向きもあるが、同氏のハト派発言を受けて、より長期金利が低下すれば、ドルの上値は重くなる一方、米国株の追い風となろう。

小売売上高や鉱工業生産指数など経済指標の発表も予定していることから、今晩は忙しい地合いとなりそうだ。上下に振れる地合いを想定し、上値メドは158円80銭、下値メドは157円00銭とする。

東京市場のドルは157円台後半で推移、政府要人発言で上下に振れやすい地合いに

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

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