ドル円 テクニカル週報(2024年6月第2週)

直近の日足は下ヒゲがやや長く実体のやや大きい陽線で終えています。

ドル円 テクニカル週報(2024年6月第2週)

上値余地を探る動き

直近の日足は下ヒゲがやや長く実体のやや大きい陽線で終えており、下値トライに失敗した形で終えていますが、4/29に付けた160.21を起点として上値を切り下げる流れからは上抜けきれておらず、上値トライに失敗する可能性を内包しています。
この大陰線の高値160.21を起点とするレジスタンスラインの上値抵抗は157.00-10に、また、これを上抜けても日足の横レジスタンスが157.60-70、158.50-60にあり、全て上抜けて終えるまでは、上値余地も拡がり難く、下値リスクにも注意が必要です。

上値余地を探る動き

一方で、先週の値動きの中で、156.00±10銭、155.70-80、155.00-10に強い下値抵抗ができており、下値余地も限られる展開が予想されます。155円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯しますが、この場合でも、昨年12月に付けた140.25を起点として下値を切り上げてきたサポートラインが153円台後半に位置しており、これを下抜けて終えない限り、トレンドは大きくに変化しません。
日足の上値抵抗は157.00-10、157.20-30、157.60-70、158.20-30,158.50-60に、下値抵抗は、156.00±10銭、155.70-80、155.00-10にあります。21日移動平均線は、156.32に位置しており、若干上抜けてきましたが“ダマシ”の範囲内です。また、120日、200日線は150.90,149.85に位置しており、中期トレンドをサポートしています。

一方直近の週足は、実体が小さく下ヒゲが長い“タクリ足の陰線”で終え、下値トライに大きく失敗した形で越週しています。この反動で週初から上値トライの動きが強まるとみられますが、6手前の大陰線の影響を受けた状態にあり、この大陰線の実体(寄り付き158.20)をしっかり上抜けて越週するまでは下値リスクにも注意が必要です。
一方で、155.70-80,155.00-10に週足ベースで見た強い下値抵抗があることや、これを下抜けた場合でも、昨年12月に付けた140.25を起点とするやや中期的なサポートラインが153.80-90に位置しており、トレンドの崩れが全く認められないことから、153.50以下で越週しない限り、トレンドは大きく変化せず、調整下げの範囲内とみることが出来ます。
今週の週足ベースでみた上値抵抗は157.20-30、158.20-30、158.50-60、159.30-40に、下値抵抗は155.70-80、155.00-10、153.80-90にあります。31週、62週移動平均線は150.14と146.43に位置しており、中期トレンドは“ドル強気”の流れに変わりありません。

上値余地を探る動き 2枚目の画像

上値は、157.00-10、157.20-30、157.60-70に強い抵抗がありますが、すべてクリアして終えれば、157.90-00、158.20-30、158.50-60にある一段と強い抵抗をどこまで消化出来るかトライする動きへ。
下値は、156.40-50に軽い抵抗が、156.00±10銭、155.70-80、155.50-60に強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されますが、155.00-10の抵抗も下抜けて終えた場合は、下値リスクがやや高くなり、再度154円台の足元を固めなおす動きへ。さらに153.50を割り込んで終えた場合は、“ドル弱気”に変化して150円方向への一段のドル下落に繋がり易くなります。

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