東京市場のドルは156円半ばまで持ち直すが、雲上限下放れを警戒した展開か(24/6/4)

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、時間外の米10年債利回りの下げ一服を受けて、156円半ばまで値を戻す展開となった。

東京市場のドルは156円半ばまで持ち直すが、雲上限下放れを警戒した展開か(24/6/4)

東京市場のドルは156円半ばまで持ち直すが、雲上限下放れを警戒した展開か

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、時間外の米10年債利回りの下げ一服を受けて、156円半ばまで値を戻す展開となった。

昨晩の海外時間では、5月ISM製造業景況指数が予想外に低下したほか、4月建設支出も2カ月連続のマイナスに落ち込む結果に。年内の利下げ観測が強まり、金利低下に連れたドル売りが加速、156円を割り込む場面も見られた。

東京時間では、時間外の米10年債利回りが4.40%台を回復するなど下げ渋ったことから、ドル売りも一服。株式市場でも日経平均が小幅反落に留まったことが安心材料となり、ドルは買戻される展開に。一時156円半ばまで値を戻す場面も見られた。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:156円17銭
高値:156円49銭
安値:155円99銭
終値:156円20銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:170円33銭
高値:170円73銭
安値:170円15銭
終値:170円30 銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:104円52銭
高値:104円62銭
安値:104円13銭
終値:104円16銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:200円04銭
高値:200円43銭
安値:199円83銭
終値:199円95銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:38702円54銭
高値:38895円06銭
安値:38591円79銭
終値:38837円46銭(前日比−85円57銭)

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

16時55分、欧、5月独失業率、前回:5.9%、市場予想:5.9%
23時00分、米、4月JOLTS求人件数、前回:848.8万人、市場予想:831.5万人
23時00分、米、4月製造業新規受注、前回:1.6%、市場予想:0.7%
23時00分、米、4月耐久財受注(確報値)(前月比)、前回:0.7%、市場予想:0.7%
23時00分、米、4月耐久財受注(コア)(確報値)(前月比)、前回:0.4%、市場予想:0.4%

FRBブラックアウト期間入り(金融政策に関する発言自粛)13日まで
※予定は変更することがございます。

【今晩の海外時間の見通し】

日足チャートでは、一目均衡表の雲上限でいったん下げ止まった格好だが、基準線が下を向いているほか、遅行スパンが実線に隠れたことから下を意識した形状と言えよう。5月3日の雇用統計発表後、50日移動平均線で下げ止まったことから、今回も50日移動平均線を下値サポートとしてイメージする投資家は多いと考える。

ブラックアウト期間入りしていることもあり、米経済指標に対する米10年債利回りの感応度は非常に高い。市場は米10年債利回りに振らされる地合いとなっており、週末の米雇用統計発表後も米連邦公開市場委員会(FOMC)が11−12日に控えていることで、一週間ほどこうした相場展開は続くだろう。

今晩はJOLTS求人件数が発表されることから、この結果内容を睨んだ展開となる。前回よりも弱い市場予想のため、予想通りでも利下げ観測は強まる可能性はある。米長期金利の動向次第だが、雲上限を下放れると、50日移動平均線や雲下限が位置する153円26銭水準を意識したドル売りが意識されよう。

今晩のドルは下向きを想定しておきたい。上値メドは156円50銭、下値メドは155円30銭とする。

東京市場のドルは156円半ばまで持ち直すが、雲上限下放れを警戒した展開か

ドル円日足

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