東京市場ドルは155円台後半で推移、日銀による国債買入減額の効果を確認したいところ(24/5/13)

東京時間のドル・円は、日銀が公開市場操作で長期債の購入予定額を減額したことから10年債利回りが0.94%台まで上昇、一時155円50銭台までドルは売られた。

東京市場ドルは155円台後半で推移、日銀による国債買入減額の効果を確認したいところ(24/5/13)

ドルは155円台後半で推移、日銀による国債買入減額の効果を確認したいところ

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日銀が公開市場操作で長期債の購入予定額を減額したことから10年債利回りが0.94%台まで上昇、一時155円50銭台までドルは売られたが、瞬間的な動きに留まり155円80銭台まで値を戻した。

先週末の海外時間では、5月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想以上に低下したため一時ドル売りに転じたが、同指数の期待インフレ率が予想外に上昇。さらに、ローガン・ダラス連銀総裁やボウマン米連邦準備制度理事会(FRB)理事が、年内の利下げに消極的な見解を示したため長期金利上昇に伴うドル買いが強まり155円台後半で推移した。

東京時間では、10時の値決めのタイミングで実需筋と思われるドル買いが入り156円に迫る動きが見られたものの、日銀が通知した定例の国債買い入れオペ(公開市場操作)で長期債の購入予定額が減少。需給の緩みを意識した国債売りが出たことから、10年債利回りは一時0.94%台まで上昇し、ドルは一時155円52銭まで下落した。ただ、売り一巡後は、10年債利回りの上昇も一服したことから、ドルは155円80銭台まで戻した。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:155円80銭
高値:155円96銭
安値:155円52銭
終値:155円84銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:167円83銭
高値:167円96銭
安値:167円52銭
終値:167円90銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:102円88銭
高値:102円97銭
安値:102円64銭
終値:102円77銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:195円12銭
高値:195円27銭
安値:194円77銭
終値:195円25銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:38211円61銭
高値:38273円40銭
安値:37969円58銭
終値:38179円46銭(前日比−49円65銭)

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

22時00分、米、ジェファーソンFRB副議長がメスター・クリーブランド総裁と対談

※予定は変更することがございます。

【今晩の海外時間の見通し】

日足チャートでは、156円台乗せを強く意識した展開を迎えているが、徐々に上値は重くなっている。本日、日銀は、公開市場操作において、残存期間「5年超10年以下」の買入予定額を4250億円とし、前回4月24日の4750億円から500億円減額した。買入予定額の減額は3月にマイナス金利政策を解除してから初めてとなる。

減額方針の発表を受けて、国債市場では長期金利の指標となる新発10年債の利回りが一時前週末比0.035%高の0.940%に上昇した。昨年11月以来の高い水準となった。9日に公表された4月25日−26日に開催された日銀金融政策決定会合の主な意見において、「国債買入の減額も市場動向や国債需給をみながら機を捉えて進めていくことが大切」といった声があった。

国債買入を減額させることで日本の金利を上昇させた結果、日米金利差が縮小し円安を止めるという考えだと推測するが、ドルの下落は瞬間的なものに留まった。円買い介入同様、「一時的」な効果と捉えられた可能性はある。ただ、資金に限界がある円買い介入とは異なり、今後も日銀が国債買入の減額を継続的に行うのであれば需給に影響を与えることから、日本の金利はじりじりと上昇する可能性はある。数日は、今回の効果を見たいところだ。

今晩の海外時間は、欧米で目立った経済指標、政府高官の講演等は予定されていないことから、ドル小動きを想定する。上値メドは156円10銭、下値メドは155円40銭とする。

ドルは155円台後半で推移、日銀による国債買入減額の効果を確認したいところ

ドル円日足

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