非OPEC加盟国協調減産で原油一段高へ
週末海外市場で115円台乗せ今朝も継続
週明けのオセアニア市場でドル円は115円台前半で取引されています。
先週末の海外市場では、米長期金利の上昇、NYダウの5日連続上昇史上最高値更新、ミシガン消費者信頼感指数の予想外の上昇等の好条件が重なり、更に10日のOPEC非OPEC加盟国会合での減産期待もあり、トランプ相場全開の様相。ドル円も早々に節目と見られていた115円台を突破し一時115.37をつけました。
OPEC非OPEC会合はほぼ満額回答、週明けトランプ相場に燃料投下か
週末注目されたウィーンでのOPEC加盟国とロシア、メキシコなどの非加盟国による会合では非加盟国も減産協調に合意、来年一月以降全体の産油量の約2%の減産を行うこととなりました。これを受けてOPECの盟主であるサウジアラビアは先週合意した減産割り当てを超える減産を行うことを表明、先ほどオープンした原油先物相場では前週末比2ドル以上上昇して54ドル近辺で取引されています。
ドル円も先週末の海外市場の水準を上回る115.45近辺で推移。
週明けの東京市場でも、今日のところは素直に追い風の相場に乗りドル買い株買い継続が予想されます。
休暇前のポジションクローズ、地政学リスクの高まりには注意
一方で今週の注目材料は何と言っても13-14日のFOMC、利上げはほぼ織り込み済みですが、内容如何にかかわらず、クリスマス休暇前のタイミングがほぼ一本調子に進んできた「トランプ相場」のポジション手仕舞いを誘発しやすいと見られることから、いずれかのタイミングでドル高株高の相場に巻き戻しが入る可能性があり、予断を許さない状況です。
また、週末にかけてエジプト、トルコ、イエメン、ナイジェリアなどで爆弾テロが相次いで発生、直接相互の関連性はないとはいえ、今後トランプ相場に沸く米国を中心とした世界とは相容れない勢力の動きにも一層注意が必要です。
本日8:50分からは本邦10月の機械受注と11月国内企業物価指数、13:30、10月第三次産業活動指数、15:00に11月工作機械受注が発表されます。
オーダー/ポジション状況
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