ドル円反落、ダウ3日連続史上最高値
ダウ史上最高値更新の中、ドルには調整が
昨晩の海外市場でドル円は一時113円台前半まで反落しました。
イベント通過後も「トランプ相場」は加速を続けており、昨晩までニューヨークダウは3日連続で史上最高値更新を続け終値は297ドル高の19,549ドルとなる一方で、週末のOPEC加盟国、非加盟国間の交渉への警戒感等から原油先物は49ドル台に反落しており、ドル高にも調整が入っています。ドル円は一時113.44をつけましたが、その後はやや戻し113円台後半での取引となっています。
ECBテーパリングは時期尚早か
市場は今晩のECB理事会とその後のドラギ総裁の記者会見が予定されており、中でも量的緩和の継続とその終了へのサインが今回発せられるかに注目が集まりますが、欧州経済が未だ十分に回復への軌道に乗っていない現状ではテーパリングを今後のスケジュール上に明らかにするのは難しいのではないかとの見方が広がっています。
尚、今朝がたムーディーズはイタリアの債務格付けの見通しをネガティブに変更すると発表しています。
株価とドル円連動性維持できるかに注目
本日8:50には本邦の国際収支、経常収支と3QGDP改定値などが発表予定。
ここへきて株価の上昇とドル円の連動性がやや崩れていますが、欧米株式市場のほぼ全面高を受け本日も上昇が予想される日本株に、このところ上値の重さが目立つドル円がどの程度追随できるかがポイントとなりそうです。
オーダー/ポジション状況
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