東京市場のドルは151円30銭台でこう着、参加者減少だが値が飛ぶ可能性は残る(24/4/1)

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、イースターマンデーの祝日に伴い参加者は限定的となり151円30銭台での小動きとなった。

東京市場のドルは151円30銭台でこう着、参加者減少だが値が飛ぶ可能性は残る(24/4/1)

東京市場のドルは151円30銭台でこう着、参加者減少だが値が飛ぶ可能性は残る

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、イースターマンデーの祝日に伴い参加者は限定的となり151円30銭台での小動きとなった。

先週末の海外時間は、グッドフライデーの祝日に伴い参加者は減少、151円30銭台での小動き推移となった。

東京時間では、朝方に発表された日銀の3月全国企業短期経済観測調査(短観)で、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が、前回(2023年12月調査)比2ポイント悪化のプラス11と4期ぶりの悪化となったことが嫌気されて、株式市場では日経平均が下げ幅を拡大した。

ただ、為替市場への影響は限定的となり、ドルは上下の値幅が20銭に満たないこう着相場となった。一部市場関係者からは「株の下落は金融機関の年度初めの売りが原因」との指摘もあり、日銀短観の悪化は織り込み済みとの見方もある。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:151円35銭
高値:151円43銭
安値:151円25銭
終値:151円39銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:163円26銭
高値:163円43銭
安値:163円15銭
終値:163円28銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値: 98円78銭
高値: 98円95銭
安値: 98円64銭
終値: 98円69銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:191円09銭
高値:191円36銭
安値:191円00銭
終値:191円17銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:40646円70銭
高値:40697円22銭
安値:39706円45銭
終値:39803円09銭(前日比−566円35銭)

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

22時45分、米、3月製造業PMI(確報値)、前回:52.5、市場予想:52.5
23時00分、米、2月建設支出(前月比)、前回:−0.2%、市場予想:0.7%
23時00分、米、3月ISM製造業景気指数、前回:47.8、市場予想:48.3

イースターマンデーのため、英国、欧州、オセアニア、香港市場は休場
※予定は変更することがございます。

【テクニカル分析など】

日足ベースのドル・円は、3月27日に2022年高値151円96銭をわずか1銭ではあるが上回ったことで、1990年7月以来となる152円台乗せを試す展開を迎えている。151円90銭台は、投機筋と政府・日銀との様々な思惑が交錯する価格帯となるが、先週末のグッドフライデー以降、参加者減少で小動き推移となっている。

今晩の海外時間は、米国以外の主要市場は休場となっており参加者は限定的となりそうだ。ただ、3月製造業PMI(確報値)とISM製造業景気指数と重要な米経済指標の発表を控えていることから、薄商いのなか値が飛ぶ可能性は意識しておきたい。

3月28日以降のドルは、上下のレンジが約50銭とかなりこう着感が強まっている。円安加速が一服したことから、政府・日銀関係者による口先介入のトーンは先週比では和らいだ感はある。一方、4月1日から3000品目を超える商品の値上げが実施されたことで、円安に伴う物価高が一段と意識された状況だ。政府・日銀が円買い介入に乗り出す大義名分はそろいつつある。

今週半ばから米雇用関連の発表が予定されていることから、今暫くはエネルギーを蓄積するとの見方もできよう。今晩の海外時間は、欧州市場休場に伴い参加者減少でこう着を想定するが、重要な米経済指標発表のタイミングで値が飛ぶ可能性は頭に入れておきたい。上値メドは152円00銭、下値メドは151円10銭とする。

東京市場のドルは151円30銭台でこう着、参加者減少だが値が飛ぶ可能性は残る

ドル円日足

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