東京市場のドルは149円台半ばでの推移、米CPI次第で150円台到達か(24/2/13)

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株大幅高のなか、米消費者物価指数(CPI)発表控え、積極的な売買は手控えられた。

東京市場のドルは149円台半ばでの推移、米CPI次第で150円台到達か(24/2/13)

東京市場のドルは149円台半ばでの推移、米CPI次第で150円台到達か

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株大幅高のなか、米消費者物価指数(CPI)発表控え、積極的な売買は手控えられた。

昨晩の海外時間では、米CPI発表を控えて方向感に乏しい展開となった。欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測に伴うユーロ売りに連れてドルが上昇する場面も見られたが、NY連銀の1月短期、中期インフレ期待率低下を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)の年内の利下げが意識されて伸び悩んだ。

東京時間は上下の値幅30銭ほどとトレードチャンスに欠ける展開となった。株式市場では、日経平均が2020年6月以来となる上げ幅1000円超と強い地合いに。ただ、米CPI発表を前に様子見ムードが強まり、目立ったリスクオンのドル買いは観測されなかった。

なお、朝方に発表された1月の国内企業物価指数は、前年比+0.2%と市場予想を上回ったほか、前月の数値も+0.0%から+0.2%に上方修正されたが、市場への影響は限定的となった。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:149円34銭
高値:149円58銭
安値:149円27銭
終値:149円55銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:160円88銭
高値:161円04銭
安値:160円78銭
終値:161円02銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:97円49銭
高値:97円56銭
安値:97円39銭
終値:97円45銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:188円55銭
高値:188円72銭
安値:188円44銭
終値:188円66銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:37284円36銭
高値:38010円69銭
安値:37184円10銭
終値:37963円97銭(前日比+1066円55銭)

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

19時00分、欧、2月ユーロ圏ZEW景況感指数、前回:22.7
19時00分、欧、2月ドイツZEW景況感指数、前回:15.2、市場予想:17.2
22時30分、米、1月消費者物価指数(前月比)、前回:0.2%、市場予想:0.2%
22時30分、米、1月消費者物価指数(前年比)、前回:3.4%、市場予想:2.9%
22時30分、米、1月消費者物価指数(コア)(前月比)、前回:0.3%、市場予想:0.2%
22時30分、米、1月消費者物価指数(コア)(前年比)、前回:3.9%、市場予想:3.7%

香港市場は春節で休場(13日まで休場、14日から取引再開)
中国市場は春節大型連休入り(16日まで休場、19日から取引再開)
※予定は変更することがございます。

【テクニカル分析】

日足ベースのドル・円は、一目均衡表の雲上限水準からの大陽線で一気に100日移動平均線を突破。目先の上値抵抗線だった148円90銭水準も上放れており、いよいよ昨年11月20日以来となる150円台水準を意識した地合いを迎えている。

50日移動平均線も上向いており上を意識したような格好だが、149円台半ばでは上値が重くなっている。東京時間で日本株が大幅高したものの、為替市場への影響は限定的となっている。

今晩の米CPIへの注目は非常に強まっており、先週末からの3営業日の上下の値幅はわずか70銭ほど(2月9日高値149円60銭、2月12日安値148円93銭)に留まっている。中国市場が春節入りで市場参加者が減少している要因もあるが、CPI発表後、ドルが上下1円ほど動きそうなこう着感だ。

1月CPIは、前月比がほぼ横ばいの市場予想で、前年比とコア(前月比、前年比ともに)は弱めの市場予想となっている。市場は2月2日の1月雇用統計の衝撃を警戒している様子だ。時間外の米10年債利回りは4.18%台で推移しており、昨年12月13日以来の4.2%台に乗せたタイミングで、ドル買い加速で150円台に乗せるだろう。

1月CPI次第ではあるが、ドル上昇の雰囲気がやや強まっていることから、上向きの展開を想定したい。今晩の上値メドは150円50銭、下値メドは148円90銭とする。

東京市場のドルは149円台半ばでの推移、米CPI次第で150円台到達か

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

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