ドル円143円台に下落、一時200日線を試す動きに (1/9午前)

9日午前の東京市場でドル円は軟調推移。

ドル円143円台に下落、一時200日線を試す動きに (1/9午前)

ドル円143円台に下落、一時200日線を試す動きに

9日午前の東京市場でドル円は軟調推移。朝方144.14レベルで取引の始まったドル円は、序盤もみ合った後、実需とみられるドル売りに仲値公表にかけて144円割れの水準まで値を下げました。その後もドル売りは止まらず、11時過ぎには200日移動平均線水準の143.42まで下げた後やや戻し、東京時間正午現在は143.67で取引されています。

日経平均株価は、本邦祝日の昨晩、米国市場で主要株価指数が上昇した流れを受け買いが先行。昨晩ナスダック総合指数の上げが大きかったことを受けて、情報技術系銘柄が上げを主導し、上げ幅は一時600円を超え、バブル後最高値を更新しました。その後はやや戻し、481円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、米国時間に米長期金利が低下傾向を示したこと、NY連銀が公表した期待インフレ指数が大きく低下したことで、ドル円は米国時間に一時143.66まで値を下げました。終盤にかけては米長期金利が反転し、下げ幅を縮小したためドル円も反発、144.20台で取引を終えています。

テクニカルにはドル円は、午前の下落で基準線を割り込んで、本日143.42付近を上昇中の200日移動平均線でいったん下げ止まりました。ここから下142円台後半までは転換線(143.11)、21日移動平均線(142.83付近を下降中)等サポートが厚いため、ここから下値を試すには、やや材料不足の感はありますが、まずは本日終値時点での200日移動平均線との位置関係に要注目です。

ドル円143円台に下落、一時200日線を試す動きに

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