東京市場のドルは142円台半ばでしっかり、200MAでのもみあいは継続か(23/12/27)

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、株式市場で日本株が大幅高となったことなどが影響して、142円台半ばから後半での推移となった。

東京市場のドルは142円台半ばでしっかり、200MAでのもみあいは継続か(23/12/27)

東京市場のドルは142円台半ばでしっかり、200MAでのもみあいは継続か

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、株式市場で日本株が大幅高となったことなどが影響して、142円台半ばから後半での推移となった。

昨晩の海外時間では、11月のシカゴ連銀全米活動指数、12月のフィラデルフィア連銀非製造業活動の改善などが確認できたことで、ドルは142円台半ばでしっかり。2年債入札が順調だったことから10年債利回りがやや低下したことで、強いドル買いとはならなかったが、堅調な推移となった。

東京時間では、10時の値決め前後にドル買いフローが入ったとの観測から、ドルは朝方142円85銭まで上昇。買い一巡後は上げ幅を縮小したが、株式市場で日経平均が年初来高値に迫る強い動きを見せたことが材料視されて、ドルは142円台半ばでのしっかりとした推移を見せた。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:142円41銭
高値:142円85銭
安値:142円31銭
終値:142円57銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:157円24銭
高値:157円67銭
安値:157円15銭
終値:157円44銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:97円17銭
高値:97円55銭
安値:97円15銭
終値:97円35銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:181円19銭
高値:181円67銭
安値:181円14銭
終値:181円51銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:33532円97銭
高値:33755円75銭
安値:33521円52銭
終値:33681円24銭(前日比+375円39銭)

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

24時00分、米、リッチモンド連銀製造業指数、前回:−5.0

※予定は変更することがございます。

【テクニカル分析】

日足ベースのドル・円は、一目均衡表では、遅行スパンが実線を大きく下回っているほか、雲下限も下放れているなど三役逆転が示現したままだが、ボリンジャーバンドでは、拡大する−2σ水準手前で下げ止まっており、下値不安はやや解消されつつある。

クリスマス休暇明けのドルは、9日移動平均線(MA)や200MA水準でもみ合っている。11月13日の年初来高値151円95銭を起点とした上値抵抗線をクリアするか注目したいが、年末相場ということもあり方向感には乏しく、反発に転じるエネルギーは感じられない。足元142円水準を維持しているが、12月14日に140円96銭をつけた際に残した長い下影(下ヒゲ)を吸収する可能性は残っており、薄商いではあるが警戒は必要か。

今晩の海外時間も目立った経済指標は予定されていないことから、142円台半ばでの小動き継続を想定する。方向性が確認できるのは、年明け2日の米製造業PMI、3日のISM製造業景気指数、JOLTS求人件数、4日のADP雇用者数、そして、5日の雇用統計を見てからだ。とくに雇用関連のデータを見極めたいとする市場関係者は多いことから、年内は200MAを挟んでの小休止となろう。

今晩の海外時間も積極的な売買は手控えられ、静かな相場展開となろう。上値メドは142円90銭、下値メドは142円20銭とする。

東京市場のドルは142円台半ばでしっかり、200MAでのもみあいは継続か

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

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