ドル円147円台に急落、米金利先高観後退とチャート形状の悪化が重石に (11/21午前)

21日午前の東京市場でドル円は急落。

ドル円147円台に急落、米金利先高観後退とチャート形状の悪化が重石に (11/21午前)

ドル円147円台に急落、米金利先高観後退とチャート形状の悪化が重石に

21日午前の東京市場でドル円は急落。朝方148.34レベルで取引の始まったドル円は、序盤、148.42まであげたものの、時間外の米長期金利が一段と低下したことを受けて値を下げ、10時台には148円割れを示現。一時147.65の安値をつけた後、東京時間正午現在は147.72レベルで取引されています。

日経平均株価は、昨晩米主要株価指数が軒並み上げたことで買いが先行しました。しかし、急激な円高進行を受け、自動車・商社等の値嵩株が売られマイナス転、地合いの悪化から、情報技術、不動産を除くほぼ全業種で下げ、49円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、東京時間にドル円が一時149円を割り込んだことからのロスカットの動きや、米金利先高観の急速な後退に、ドル円は欧州序盤に148円台前半まで続落。その後はもみあいに転じ、148.40近辺で取引を終えています。

テクニカルにはドル円は、週末からの下落でそれまでサポートとなっていた、21日移動平均線、転換線、基準線を大きく下放れ、一目均衡表の「雲」の中に突入しています。加えて、転換線が基準線をデッドクロスしつつあり、地合いは大きく悪化しています。目先のターゲットは本日147.13レベルを上昇中の90日移動平均線。下抜けると「雲」下限145.84辺りまでが視野に入って来ます。

8月以降の上げがあまりに一方向で、ドル買いポジションも溜まっていること、先週の高値試しが昨年高値151.95にわずかに届かずに反落に転じたことで、チャート形状が極めて悪くなっている上、ファンダメンタルズ的にも、先週のCPI、PPIをはじめとする米経済指標の不冴えで、米金利の利上げ打ち止め観測が広がっており、ドル円の更なる下落に要警戒です。 

ドル円147円台に急落、米金利先高観後退とチャート形状の悪化が重石に

ドル円日足

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ドル円週足

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