ドル円147円台後半で日銀会合結果待ち
22日午前の東京市場でドル円は堅調な動き。朝方147.56レベルで取引の始まったドル円は、上下に振れつつ147円台後半で次第に下値を切り上げる動きとなりました。一時147.79の高値をつけた後、東京時間11:30現在は147.72レベルで取引されています。
米10年物国債利回りは、午前中、時間外取引で2007年以来の4.5%乗せを示現。通常であればドル円ではドル買いとなりそうなところですが、介入警戒感と、今回の日銀会合の内容を見極めたいとの市場の思惑からドルを買い進む動きは鈍っています。
日経平均株価は、昨晩海外市場で米金融引き締め長期化観測から欧米主要株価指数が軒並み下落した流れを受け、売りが先行。円安一服の動きも重石となり、情報技術系銘柄、輸出関連銘柄を中心に幅広い業種で売られ283円安で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場ではややタカ派寄りのFOMC結果を受け米長期金利が一段高となる中で、ドル円は本邦当局による市場介入警戒感と、本日の日銀会合結果公表前のポジション調整に米国時間にかけ安値147.32まで急落。戻りは鈍く147.56レベルで東京時間につないでいます。
テクニカルにはドル円は、FOMC後の上昇で148円のレジスタンスは突破したものの、再び147円台後半に逆戻り。逆に7月下旬からのサポートラインを割り込む動きとなっています。引き続き21日線(147.11付近上昇中)、転換線(147.45)はサポートとして機能していることから、日銀会合結果発表、総裁記者会見をこなした後、週末の終値との位置関係が注目されます。
12:11追記:日銀は昼前に金融政策を維持公表。一部で変更の可能性が指摘されていたフォワードガイダンスも変更されませんでした。経済見通しも7月の展望レポートと同内容となっており、ほぼ無風状態。
ドル円は結果公表直後に148.16まで上昇後、反落し148円を挟んでの一進一退となっています。
この後15:30より植田総裁の記者会見が行われます。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.12.21
来週の為替相場見通し:『日米金融政策格差に着目したドル買い・円売り基調が続く見通し』(12/21朝)
ドル円は12/3に記録した約2カ月ぶり安値148.64(10/11以来の安値圏)をボトムに反発に転じると、今週は一時157.93(7/17以来の高値圏)まで急伸しました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.12.20
東京市場のドルは一時156円台まで下落、口先介入の影響力は限定的で円安ドル高再燃か(24/12/20)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、158円台に迫る場面が見られたものの、加藤財務大臣らによる口先介入などが重しとなり156円台まで下落する場面が見られた。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.12.20
ドル円 上昇リスク高いが、調整の動きにも要注意(12/20夕)
東京市場はドルが弱含み。本邦要人からの口先介入もあり、円の買い戻しが優勢だった。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2023.09.22
日米金利差に着目したドル高基調は継続か(9/22夕)
22日の東京市場はドルが逆行高。前日NYは147円半ばと軟調なレベルで取引を終えたが、再び148円台を回復する展開に。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:上村 和弘
2023.09.22
ドル円見通し FOMC通過と日銀金融政策決定会合控え乱高下(23/9/22)
ドル円は9月21日未明安値147.46円からの反騰で21日午前高値148.45円へ一段高した後、21日未明安値を割り込む反落で147.31円を付けた。
-
みんなのFX トレイダーズ証券
みんなのFXはスワップもスプレッドも高水準!口座開設とお取引で最大1,010,000円キャッシュバックキャンペーン中!
取引は1,000通貨からOK、手数料も無料!eKYCで最短1時間後に取引可能
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。