ドル円146円台半ば、円長期金利高止まりの中方向感に欠ける展開
12日午前の東京市場でドル円は146円台半ばで方向感に欠ける動き。朝方146.59レベルで取引の始まったドル円は、午前中146.44-80の狭いレンジでの取引に終始。東京時間正午現在は146.71レベルで取引されています。尚、週末の日銀植田総裁の「ゼロ金利解除」報道後上昇した本邦10年物国債利回りは本日も0.71%台で高止まりして、ドル円の重石となっています。
日経平均株価は、昨晩海外市場で主要株価指数が上昇した流れを受けて買いが先行。その後は、日本の長期金利が上昇後高止まりしていることもあり、利益確定売りに前日終値近辺まで押し戻される場面もありました。しかし、終盤切り返し、197円高で午前の取引を終了しています。業種別では自動車、小売りが高く、金融、ガス等が下げています。
昨晩海外市場では、週末の日銀植田総裁の「物価目標の達成が可能と判断すれば、マイナス金利の解除も選択肢」との発言後の円高急進と乱高下を受け、146円台を上下する動きとなりました。米国終盤は146円台半ばで取引され、146.56レベルで東京時間につないでいます。
テクニカルにはドル円は、148円手前での足踏みを経て反落。一時21日移動平均線(本日146.33レベル)を割り込み9/1安値144.45からの上げの半値戻し(146.16)も下回りました。本日午前中は両テクニカルポイントを一旦回復していますが、終値ベースでの位置関係は要注視です。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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