東京市場のドルは持ち直すも、リスク回避が強まりそうな地合いは変わらず (23/7/10)

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、先週末の米雇用統計発表後の円全面高進行が一巡し、143円台まで値を戻す展開となったが、戻りの弱さも感じられた。

東京市場のドルは持ち直すも、リスク回避が強まりそうな地合いは変わらず (23/7/10)

東京市場のドルは持ち直すも、リスク回避が強まりそうな地合いは変わらず

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、先週末の米雇用統計発表後の円全面高進行が一巡し、143円台まで値を戻す展開となったが、戻りの弱さも感じられた。

先週末注目された6月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が市場予想に届かない結果となった。前哨戦でもあったADP雇用報告が市場予想を大幅に上回る結果だったことで、雇用統計に対する期待値は非常に上がっていたこともあり、それまで積み上がっていた円安のポジションを巻き戻すような動きが加速。ドルは142円台割れ寸前まで下落した。

東京時間では、142円前半の攻防のあと、先週末までのリスク要因だったアジア株式市場が総じて下げ止まったこともあり、リスク回避の流れが一巡。円全面安のポジション調整は一服との見方もやや強まったことなどから、ドルは143円台まで回復する場面が見られたが、143円台を維持することはできなかった。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:142円22銭
高値:143円01銭
安値:142円12銭
終値:142円74銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:155円96銭
高値:156円68銭
安値:155円87銭
終値:156円25銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:95円12銭
高値:95円48銭
安値:94円97銭
終値:95円00銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:182円56銭
高値:183円22銭
安値:182円44銭
終値:182円72銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:32393円46銭
高値:32558円98銭
安値:32065円63銭
終値:32189円73銭 

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

23時00分、米、卸売在庫(前月比)、前回:−0.1%、市場予想:−0.1%
23時00分、米、バーFRB副議長が討論会に参加
24時00分、米、メスター・クリーブランド連銀総裁が講演
24時00分、米、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁が討論会に参加
25時00分、米、ボスティック・アトランタ連銀総裁が講演

※予定は変更することがございます。

【テクニカル分析】

日足ベースのドル・円をボリンジャーバンド(20日移動平均線(MA)、±2σ)で確認すると、6月まで拡大するバンド上限を意識したバンド・ウォークが確認できたが、7月以降はバンドの拡大及びドル上昇は一服。9日MA(143円99銭)を明確に割り込んでいる。

日足の一目均衡表では、雲上限(138円40銭)を明確に上放れているが、遅行スパンは下向きで強さは感じられない。140円レベルでのもみ合いを上放れ、半年ぶりの水準まで上昇していることから需給面は良好だが、目先、昨年一回目の為替介入が入った9月の水準である145円の水準に乗せたことから達成感が意識されつつある。

先週末のコメントで、「強い米経済指標→米金利先高観→米債券利回り上昇→ドル買い」という構図から「強い米経済指標→米金利先高観→米債券利回り上昇→米利上げ継続による景気減速懸念→ドル売り」という構図に替わったと指摘したが、週末の雇用統計は想定以上に弱い内容となったこともあり、円全面安の地合いで積み上げられたポジションは解消の動きが強まった。

足元、25日MA(142円22銭)が下値支持線として意識されているが、既に何度か割り込んでいることから、141円台突入の可能性は残っている。この水準を下放れた際、目立ったテクニカルサポートが見当たらないことから、心理的な水準である140円の攻防を迎える可能性もある。本日の14時以降、ドル、豪ドル、ユーロ等主要通貨に対して円が買われていることを考慮すると、まだまだ一波乱はあると推測する。

今晩のドルは、25日MAを意識した地合いを想定する。売買材料としては、各連銀総裁のコメント、つまり要人発言となろう。リスク回避の地合いが根強いことから下への動きは警戒しておきたい。本日の上値メドは本日の東京時間高値手前の142円80銭、下値メドは6月22日安値の141円60銭とする。

東京市場のドルは持ち直すも、リスク回避が強まりそうな地合いは変わらず

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

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