「東京市場のドルは小動きの一日、強いCPIで7月利上げ再開のきっかけとなるか」

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、米経済指標や日米金融会合を前に様子見ムードが強まり、139円台半ばでの小動き推移となった。

「東京市場のドルは小動きの一日、強いCPIで7月利上げ再開のきっかけとなるか」

「東京市場のドルは小動きの一日、強いCPIで7月利上げ再開のきっかけとなるか」

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、米経済指標や日米金融会合を前に様子見ムードが強まり、139円台半ばでの小動き推移となった。

昨夜の海外時間では、重要な経済指標等の発表が無かったことから積極的な売買は手控えられて、ドルは狭いレンジでの小動きに。13日から14日にかけて開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)にて利上げ休止が見込まれていることも売買手控え要因となった。

東京時間では、日経平均が終値ベースで33000円台を乗せるなど日本株は上昇したが、さすがに日米金融会合前の地合いでドルを買う動きは限定的となった。終わってみれば、値幅は33銭と本日もトレードチャンスに欠ける一日に。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:139円56銭
高値:139円66銭
安値:139円33銭
終値:139円49銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:150円16銭
高値:150円59銭
安値:150円03銭
終値:150円41銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:94円24銭
高値:94円44銭
安値:93円98銭
終値:94円28銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:174円62銭
高値:174円95銭
安値:174円46銭
終値:174円77銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:32668円95銭
高値:33127円36銭
安値:32638円21銭
終値:33018円65銭

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

18時00分、独、ZEW景況感指数、前回:−10.7、市場予想:−13.0
21時30分、米、消費者物価指数(CPI)、(前月比)、前回:0.4%、市場予想:0.3%
21時30分、米、消費者物価指数(CPI)、(食品・エネルギー除くコア)(前年比)、前回:0.4%、市場予想:0.4%
21時30分、米、消費者物価指数(CPI)、(前月比)、前回:4.9%、市場予想:4.2%
21時30分、米、消費者物価指数(CPI)、(食品・エネルギー除くコア)(前年比)、前回:5.5%、市場予想:5.2%

未定:イエレン米財務長官が下院金融委員会で国際金融システムの現状について証言

※FRBブラックアウト期間入り(金融政策に関する発言自粛)
※予定は変更することがございます。

【テクニカル分析】

日足ベースのドル・円をボリンジャーバンド(20日移動平均線(MA)、±2σ)で確認すると、バンド下限の−2σ水準で下影(3月24日安値129円65銭)を残した後は反発。拡大する+2σに沿った上昇が見られたが、5月30日に年初来高値140円95銭をつけた後は、上値が重くなっている。

日足の一目均衡表では、雲上限(134円85銭)を明確に上放れており、「三役好転」が示現。3月24日の安値(129円65銭)を起点とした下値支持線をサポートに上値切り上げの地合いが続いていたが、足元、20日MA(139円33銭)水準でのもみ合いとなっている。

本日は21時30分に米消費者物価指数(CPI)が発表される。米FOMC前、最後の重要経済指標で市場の関心は非常に高い。市場予想では、コアCPIは前月比0.4%となっており、仮に上振れた場合は「サプライズに伴うドル買い」という反応となるが、年初来高値140円95銭を上振れるには、強い金利先高感が必要と考える。

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ドル円日足

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