東京市場は134円台でのしっかり、ベージュブック発表前で静かな地合いか(23/4/18)

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、134円台でのしっかりとした展開となった。

東京市場は134円台でのしっかり、ベージュブック発表前で静かな地合いか(23/4/18)

東京市場は134円台でのしっかり、ベージュブック発表前で静かな地合いか

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、134円台でのしっかりとした展開となった。ニューヨーク連銀製造業景況指数が+10.8と市場予想(−18.0)を上回ったことなどから、昨晩の債券市場では米2年債利回りが4.2%台まで利回りが拡大。米2年債につられる格好で、昨晩の海外市場では緩やかなドル買いが継続、134円台半ばでの推移となった。

東京市場もこの流れを引き継ぎ、一時、日足の一目均衡表の雲上限(134円48銭)を上回り、ドルは134円71銭まで上昇。さすがに目立った買い材料に乏しかったことなどから、心理的な節目でもある135円台回復とはならなかったが、日経平均が8日続伸し、終値ベースで年初来高値を更新するなど、良好な投資家心理などがドルのサポートとなった。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:134円45銭
高値:134円71銭
安値:134円29銭
終値:134円37銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:146円88銭
高値:147円21銭
安値:146円73銭
終値:147円03銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:90円08銭
高値:90円44銭
安値:89円97銭
終値:90円35銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:166円37銭
高値:166円74銭
安値:166円16銭
終値:166円52銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:28567円54銭
高値:28698円22銭
安値:28520円76銭
終値:28658円83銭

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

18時00分、独、ZEW景況感指数、前回:13.0、市場予想:15.4
18時00分、欧、ユーロ圏ZEW景況指数、前回:10.0
21時30分、カ、消費者物価指数(CPI)(前年比)、前回:5.2%、市場予想:4.4%
21時30分、カ、消費者物価指数(CPI)(前月比)、前回:0.4%、市場予想:0.5%
21時30分、米、住宅着工件数、前回:145.0万件、市場予想:141.0万件
26時00分、米、ボウマンFRB理事がデジタル通貨に関する討論会に出席

※予定は変更することがございます。

【テクニカル分析】

日足ベースのドル・円をボリンジャーバンド(20日移動平均線(MA)、±2σ)で確認すると、拡大するバンド下限の−2σ水準で下影(3月24日安値129円65銭)を残した後は反発。+2σ突破を試す展開となっている。持ち直しが見られる20日MA(132円31銭)や100日MA(133円08銭)、日足の一目均衡表の雲下限(132円57銭)を上放れており、雲上限(134円48銭)もいったん上回る動きが見られた。

目先の上値抵抗線として意識されそうな雲上限を抜け切れていないものの、この水準より上は200日MA(137円12銭)まで目立ったテクニカル水準は乏しいことから、雲突破のタイミングでドル買いのモメンタムが強まる可能性は十分ある。

ただ、昨日も触れた通り、ドルインデックスは102水準と下げ止まってはいるが、力強さは感じられない。50日MAが100日MAを上回るなど何かしらのトレンド転換のサインが欲しいところだ。仮に50日MAが100日MAを上回れば21年7月以来となるので、それなりのインパクトはあろう。

今晩の海外市場は、注目される米国の経済指標や要人発言が予定されていないことから、ボラティリティの低い地合いを想定する。目先の上値抵抗線である雲上限突破を試す地合いとなるのは、ベージュブック(米地区連銀経済報告)発表の19日か。本日の上値メドは、本日の高値134円71銭、下値メドは、心理的な節目である134円00銭とする。

東京市場は134円台でのしっかり、ベージュブック発表前で静かな地合いか

ドル円日足

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