ドル円、日銀政策維持で急反発するも137円に届かず (3/10午前)

10日午前の東京市場でドル円はもみ合い後に急反発。

ドル円、日銀政策維持で急反発するも137円に届かず (3/10午前)

ドル円、日銀政策維持で急反発するも137円に届かず

10日午前の東京市場でドル円はもみ合い後に急反発。朝方136.15レベルで取引の始まったドル円は、米長期金利の低下や日銀の政策修正への思惑を背景に、135円台後半から136円台前半でのチョッピーな動きとなり、136円をやや割り込む水準で政策発表を迎えました。通常より早めの11:30に発表された日銀の金融政策は、大方の予想通り変更はありませんでしたが、市場の一部でYCC修正への思惑があったこともあり、発表直後にドル円は136.97まで急伸しました。その後は一旦136.20割れまで反落するなど乱高下の展開となり、東京時間正午現在は136.65レベルで取引されています。

日経平均株価は、昨晩米市場で主要株価指数が大幅安で引けたことを受け、売りが先行。日銀の金融政策を見極めたいとする動きもあって買い戻しは鈍く、ほぼ全業種で下げて、351円安で午前の取引を終了しました。尚、日銀の政策維持を受け、後場は下げ幅を縮小して取引が始まっています。

昨晩海外市場では発表された米新規失業保険申請件数が予想以上に増加したことから、米国時間序盤に米長期金利が急低下。ただ、ドル円は本日の日銀政策決定会合での政策修正への警戒感等から既に欧州時間に136円台前半に下落しており、そのまま136.12レベルでアジア時間を迎えています。

ドル円は、引き続き136円台前半を中心とした持ち合いが続いています。3/8の上昇局面で一時200日移動平均線を上抜けたものの結局終値ベースでは反落して200日線を割り込んだこと、本日の政策発表後の戻りも137円に届かなかったことで、未だ200日線がレジスタンスとして機能していると言えそうです。一方で昨日21日移動平均線(135.15レベルを上昇中)が90日移動平均線をゴールデンクロスしており、ドル買い地合いが強まるとともに、21日線が新たなサポートとなりつつあります。

日銀政策決定会合を無難に通過したことで、市場の関心は本日海外時間の2月米雇用統計にシフト。非農業部門雇用者数の市場予想は前回より半減して22.5万人。前回が51.7万人とサプライズ的に高かったことからその修正値も注目されます。また、失業率の予想は変わらずの3.4%ですが平均時給は前年比で+4.7%と伸び率加速が予想されています。

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