ドル円136円台前半、中国2月PMIの大幅改善にアジア株は反発
1日午前の東京市場でドル円は136円台前半での取引。朝方136.15レベルで取引の始まったドル円は、序盤は底堅く推移したものの136円台後半には届かず、その後は方向感を失いもみあいとなりました。午前中の取引レンジは136.13-47、東京時間正午現在は136.40レベルで取引されています。
日経平均株価は、前日の米市場で主要株価指数が軒並み下げたことから売りが先行、下げ幅は一時100円を超えました。しかし、10時台に相次いで発表された中国の政府、民間の景況感指数がいずれも前月、予想を上回る良好な結果であったことを受けて買い戻しが優勢となり、前日比ほぼ変わらずの1円高で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では、発表されたシカゴ購買部協会景況指数や消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業景況指数等の2月の米指標が軒並み悪く、ドル円は米国序盤の高値136.93から135.74まで急落。その後はやや戻し136.16まで戻して東京時間を迎えています。
テクニカルにはドル円は、昨晩年初来高値を更新してはいるものの、90日線(135.58レベル)と200日線(137.22)の間での持ち合いが続いています。
本日、中国国家統計局が発表した2月製造業PMIは52.6と前月の50.1、市場予想の50.6を大きく上回っており、2012年4月以来の水準、非製造業も56.3と予想外の強さです。民間ベースの製造業PMIも51.6で前月49.2から改善し、分岐点の50を超えてきています。中国ではコロナ感染と政府による封じ込め策による悪影響が薄れ、春節明け以降急速に経済が回復している可能性があると見て、香港、上海等の株式市場がにわかに活性化しています。
このところ米経済指標の不冴えやインフレの高止まりから、米国の「ノーランディング」期待が後退し、リスク選好が弱まりつつある欧米市場と対照的な動きとなっており、今晩の欧米株式市場の支えとなるか、影響が注目されます。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:上村 和弘
2024.11.25
ドル円週間見通し リスク回避的円高とユーロ安等によるドル高で板挟み(24/11/25)
11月15日高値156.74円から11月19日安値153.28円まで失速した後は、153円台へ下げたところを買われつつ155円台後半で売られるやや乱調な騰落を続けている。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
来週の為替相場見通し『トランプトレードと円キャリーの組み合わせがドル円を下支え』(11/23朝)
ドル円は、今週前半にかけて、一時153.28まで急落する場面が見られましたが、週末にかけては一転154円台後半へと持ち直す動きとなりました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
東京市場のドルは154円台後半で推移、日銀による追加利上げ観測が円安のブレーキ役に(24/11/22)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株のしっかりとした推移を材料にじり高の展開となり154円台後半で推移した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2023.03.01
米指標に注目、内容悪化なら再びドル売りも(3/1夕)
1日の東京市場も値動きは乏しい。136円前半における30ポイント強というレンジ取引で、ドルは高止まりの様相。
-
みんなのFX トレイダーズ証券
みんなのFXはスワップもスプレッドも高水準!口座開設とお取引で最大1,010,000円キャッシュバックキャンペーン中!
取引は1,000通貨からOK、手数料も無料!eKYCで最短1時間後に取引可能
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。