ドル円、植田日銀新総裁候補の所信聴取に乱高下するも134円台を維持 (2/24午前)

24日午前の東京市場でドル円は134円台を乱高下。

ドル円、植田日銀新総裁候補の所信聴取に乱高下するも134円台を維持 (2/24午前)

ドル円、植田日銀新総裁候補の所信聴取に乱高下するも134円台を維持

24日午前の東京市場でドル円は134円台を乱高下。注目された植田日銀新総裁候補の所信聴取において植田氏は基本的に現在の金融緩和政策の継続を適切と考えている旨を表明、ドル円は聴取開始直後に134.90まで上昇しました。その後は「インフレ率は1月でピーク」との考えや、イールドカーブコントロールの修正・正常化の可能性にも言及する一方で、「金融引き締めを急に行うと健全な企業に負荷をかける」等の発言もあり、ドル円は市場の思惑からの売買で134.06-91レンジを乱高下しました。ただ、全般的には玉虫色かつ穏当な内容で、従来通り物価の安定を主たる目標に、緩和策を継続することが確認されたことで株式市場を中心に安心感が広がっています。
ドル円は、東京時間正午現在134.78レベルでの取引。日経平均株価は、植田氏所信を受け、情報技術系銘柄、機械、電気等幅広い業種で買いが入り294円高で午前の取引を終了しています。

尚、今朝がた発表された1月の本邦消費者物価指数は、除く生鮮食料品ベースで前年比4.2%と41年4か月ぶりの高水準を記録しましたが、事前予想4.3%を下回ったこともあり、為替市場への影響は限定的でした。

昨晩海外市場では発表された米指標の好調に、米長期金利が3.97%台に上昇、ドル円は米国時間序盤に年初来高値を更新し、135.36の高値をつけました。その後は米長期金利が低下したこと等を受け134.49まで反落し、134円台後半で東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、引き続き一目均衡表の「雲」の中での横ばい推移。ただ、「雲」の低下により来週には上限が134.74レベルに低下する見込みであり、このままの水準で推移した場合、ドル円の底堅さが増しそうです。

本日はロシアのウクライナ侵攻1周年にあたるため、海外時間のロシア、ウクライナをめぐる地政学上の動きには、一応警戒が必要です。

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