東京市場のドル・円は128円台でのもみ合い
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、128円台半ばでのもみ合いとなっている。日経平均は前日比プラス圏での推移となったが、東京市場では目立ったニュースは観測されず小動きとなった。今晩の米国市場で、1月の雇用統計、失業率の発表を控えていることから様子見ムードが強まった。前哨戦だった米1月ADP全国雇用者数が10.6万人の増加に留まったことなどから、1月の米雇用統計をネガティブ視する見方が多い。CMEグループがFF金利先物の動向に基づいて算出しているFedウォッチでは、今年11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%の利下げを想定している市場関係者が多い。今晩の雇用統計が悪化した際、米連邦準備理事会(FRB)は利下げに転じる時期を早めるといった意見も強まろう。
ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:128円68銭
高値:128円82銭
安値:128円46銭
終値:128円60銭
ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:140円38銭
高値:140円44銭
安値:139円95銭
終値:140円10銭
豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:91円04銭
高値:91円15銭
安値:90円63銭
終値:90円84銭
ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:157円35銭
高値:157円40銭
安値:156円84銭
終値:157円07銭
日経平均(日本時間9時―15時)
始値:27455円03銭
高値:27612円57銭
安値:27445円69銭
終値:27509円46銭
【本日の海外市場の重要指標】日本時間
17時50分:仏、1月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)、市場予想:49.2、前回:49.2
17時55分:独、1月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)、市場予想:50.4、前回:50.4
18時00分:欧、1月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)、市場予想:50.7、前回:50.7
18時30分:英、1月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)、市場予想:48.0、前回:48.0
19時00分:欧、12月卸売物価指数(PPI)(前月比)、市場予想:−0.5%、前回:−0.9%
22時30分:米、1月失業率、市場予想:3.6%、前回:3.5%
22時30分:米、1月非農業部門雇用者数変化(前月比)、市場予想:19.0万人、前回:22.3万人
22時30分:米、1月平均時給(前年同月比)、市場予想:4.3%、前回:4.6%
22時30分:米、1月平均時給(前月比)、市場予想:0.3%、前回:0.3%
24時00分:米、1月ISM非製造業景況感指数(総合)、市場予想:50.5、前回:49.6
【テクニカル分析】
日足ベースのドル・円をボリンジャーバンド(20日移動平均線(MA)、±2σ)で確認すると、1月中旬につけた−2σからの反転を試しているものの、下向きの20日MAに跳ね返されている。2022年12月15日の138円18銭と2023年1月16日の127円22銭をそれぞれ起点としたミニ三角保合いを下放れたが、出来高は伴っていないことから、現時点のドル売り圧力はさほど強まっていない。
一方、今晩発表される米雇用統計は数多くある月間の経済イベントの中でも、為替市場に対するインパクトは1、2位を争う経済指標だ。日本時間22時30分の発表後、1月16日につけた足元のドル安円高水準である127円22銭を下回るような局面になった場合、昨年5月末以来となる126円台突入となろう。米金利上昇・ドル高の大きな流れが一服し、下向きの20MAに頭を押さえられることなどを考慮すると、ドル売り円買いのトレンド継続は意識しておきたい。雇用統計次第という状況ではあるが、今晩の為替市場はドル売り円買いの展開を想定する。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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