ユーロドル、狭いレンジでのもみ合いから、欧州勢参入後1.0930まで高値伸ばす
3日の東京市場でユーロドルは狭いレンジでのもみ合いから、夕刻欧州勢参入後に急伸する展開。朝方1.0914レベルで取引の始まったユーロドルは、昨晩ECB理事会後のラガルド総裁会見のハト派的内容等を材料とするユーロ売りの流れを受け、6時台に付けた1.0916を境に緩やかな下落基調に。1.09台を割ったところで下げ渋ったものの戻りは鈍く、その後は1.08台後半でのもみ合いに終始しました。夕刻欧州勢参入後に1.09台を回復すると、ECBがユーロ圏のインフレ見通しを上方修正したこと等を受けユーロ買いが優勢となり、東京時間19時現在は1.0930レベルまで値を上げています。
昨晩海外市場では、ECBが市場予想通りの0.5%の利上げを決定。その後に行われたラガルド総裁のハト派的内容の会見等からECBの金融引き締め休止観測が意識され、ユーロが売られる展開に。米国時間午後にかけて1.0886まで値を下げた後、引けにかけてやや戻し、1.0914レベルで東京時間につないでいます。
序盤の欧州株価指数は前日の大幅高の反動から軟調推移。今後のインフレ動向や利上げペースを測る重要指標のひとつである米1月雇用統計を控え、様子見ムードが広がっている模様です。
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