ドル円137円挟み、材料難で方向感に欠ける動き
7日午前の東京市場でドル円は137円を挟んで方向感に欠ける動き。朝方、136.95レベルで取引の始まったドル円は、実需とみられるドル買いに公表仲値決定後の10時過ぎに高値137.36まで上昇しましたが、その後失速。11時以降は137円を挟んでの小刻みな動きとなっており、東京時間正午現在は137.01レベルで取引されています。
日経平均株価は、米国の最近の経済指標の好調から、金融引き締め長期化懸念が強まり欧米株価が軟調推移していることを嫌気して、売りが先行。下げ幅は一時200円を超えました。しかし、円高進行が一服したことから輸出関連銘柄等に一部買戻しも入り、128円安で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では、特段の新規材料もない中で、ドル円は欧州序盤の高値137.42から米長期金利の低下に米国時間序盤に135.96まで値を下げました。その後は米金融引き締めの長期化懸念の広がる中、米株が軟調推移したことでリスク回避的ドル買いが強まり、米国終盤にかけて137円台を回復する比較的大きな値幅での動きとなりました。
テクニカルにはドル円は200日線を上放れ、転換線付近での推移が続きます。上方向のターゲットは本日139.15付近を下降中の21日移動平均線、サポートは134.84レベルの200日移動平均線。ドル買いもドル売りも今一つ継続感が無くなっている中で、しばらくは両線の間での推移が続きそうです。
ドル円日足
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