ドル円144円台半ば、週末米雇用統計を前に様子見気分強い (10/6午前)

6日午前の東京市場でドル円は144円台半ばで方向感なく推移。

ドル円144円台半ば、週末米雇用統計を前に様子見気分強い (10/6午前)

ドル円144円台半ば、週末米雇用統計を前に様子見気分強い

6日午前の東京市場でドル円は144円台半ばで方向感なく推移。朝方、144.63レベルで取引の始まったドル円は、特段の材料もないままに序盤144.38まで下げる場面もありましたが、低下して始まった時間外の米長期金利が持ち直したことで反転。144.70レベルまで買い戻された後、東京時間正午現在は144.60レベルで取引されています。

日経平均株価は、昨晩欧米主要株価指数は軒並みマイナスで終了したものの、米国終盤にかけて大きく持ち直した流れを受けて、前日終値付近からほぼ一方向で上昇。半導体銘柄やエネルギー関連銘柄等が牽引し、249円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、発表された米ADP雇用統計、ISM非製造業景況指数等の結果が良好だったこと、サンフランシスコ連銀総裁のタカ派発言等に米長期金利が上昇、ドル円も米国時間序盤に144.85レベルまで上昇しました。しかしその後は米長期金利の上昇一服や、介入警戒感から伸び悩み、144円台半ばに下げてアジア時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は本日144.28レベルの転換線と143.86レベルを上昇中の21日移動平均線にサポートされ、頭は145円に抑えられての小動きが続いています。今週為替市場は週末の米雇用統計発表を前に、米国の雇用関連指標によく反応しています。ここまでの結果はまだら模様。市場に米金利上昇を織り込みすぎているのではないかとの疑義が生じ始めている中、前回結果より、全般やや弱めの予想となっている週末の雇用統計に、いつも以上に注目が集まりそうです。

ドル円144円台半ば、週末米雇用統計を前に様子見気分強い

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