ドル円144円台後半、米10年債利回りは一時4%台乗せ (9/28午前)

28日午前の東京市場でドル円は高値圏でのもみ合い。

ドル円144円台後半、米10年債利回りは一時4%台乗せ (9/28午前)

ドル円144円台後半、米10年債利回りは一時4%台乗せ

28日午前の東京市場でドル円は高値圏でのもみ合い。朝方、144.79レベルで取引の始まったドル円は早々に144.87レベルまで上値を伸ばしましたが、日銀のレートチェックの水準とされた144.90を前に、介入警戒感から伸び悩み、一時144.40レベルに反落後、東京時間正午現在は144.65レベルで取引されています。

日経平均株価は、昨晩も欧米株式市場が軟調推移したことを受け売りが先行。幅広い銘柄に売りが入り、下げ幅は一時600円を超えました。前場終わりにかけてやや戻したものの上値は重く、587円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場ではFRB関係者のタカ派発言や米経済指標の好調にドル円は米国時間午後にかけて高値144.91まで上昇、そのまま高値圏で東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は引き続き141.50-145.00レンジ内での取引、143.13レベルの転換線と、142.90付近を上昇中の21日移動平均線が軽いサポートとなっています。

本日午前中に、米10年債利回りは2010年4月以来となる4%台を一時つけています。米金利先高観が弱まらない中で、ドル円はファンダメンタルズ的には上方向に行くのが自然な流れです。
一方で本邦当局は、円安の進行速度が速すぎ、結果現在の水準が投機的な動きの結果であるとの見方から、前回為替介入を行ったものとみられます。

午後以降、特に今晩の海外市場でドル円が145円台を再び試す動きになる可能性は高く、その場合に、米金利の上昇に伴い政府・日銀があくまで145円の防衛線を死守する姿勢を示すのか、あるいは、前回介入で一旦スピード調整の目的は果たしたことや、米金利の水準がさらに上昇したことで、介入ラインを上げていく等、違うやり方をするのか、海外時間の介入有無も含め、対応が注目されます。

ドル円144円台後半、米10年債利回りは一時4%台乗せ

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