ドル円130円台へ大幅続落、90日線割れ (8/2午前)

2日午前の東京市場でドル円は急落。

ドル円130円台へ大幅続落、90日線割れ (8/2午前)

ドル円130円台へ大幅続落、90日線割れ

2日午前の東京市場でドル円は急落。朝方、131.61レベルで取引の始まったドル円は、序盤は131円台半ばでもみ合いましたが、時間外の米長期金利の低下に伴い、9時台に入って急速に値を下げ、米10年債利回りが10時半ごろ2.51%まで低下すると、ドル円も前後して130.41の安値をつけました。その後、どちらもやや戻すも、東京時間正午現在はドル円130.68レベル、米10年債利回り2.53%台で取引されています。ペロシ米下院議長が本日にも台湾を訪問する見込みと報道されていることも、米中間の緊張が一段と高まることへの懸念から、危険避難的な円買いにつながっています。
日経平均株価は、昨晩米主要株価指数が軒並み下げた流れを受けて売りが先行。その後も円高の進行、米中関係悪化懸念等も加わり、ほぼ全業種で売られ、443円の大幅安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、米7月ISM製造業景況指数等の不冴えから米長期金利が低下、ドル円は132円を割り込んで131.60近辺の安値圏で東京市場につないでいます。バイデン大統領のコロナ再陽性報道や、ペロシ下院議長の訪台問題もドル円相場の重しとなりました。

テクニカルにはドル円は、昨晩からの下落で、当面のサポートと考えられていた一目均衡表の「雲」を突き抜け、更に本日131.27レベルの90日線もあっさりと下抜けてしまっており、急速にドル売り地合いが強まっています。節目の130円や、5/24の安値126.36からの上昇の76.4%戻し129.43を割り込むと、126.36まで下値余地が一気に広がりそうです。

ペロシ下院議長は本日午前に、マレーシアの空軍基地に到着したと報じられており、そこから台湾に向かう見込みです。議長率いる議員団の動向と、中国の反応が注目されます。

ドル円130円台へ大幅続落、90日線割れ

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る