日銀の苦悩を見透かした市場(2016年9月23日)

FRBがFOMCで

日銀の苦悩を見透かした市場(2016年9月23日)

ドル円:9月23日のファンダメンタル分析

市場の失望感は強く

水曜午後から振り返ります。日銀の会合では総括と今後の方向性が示されました。総括で自らを否定することはあり得ませんので、緩和策の効果を膨大な資料で正当化した内容については予想通りです。追加緩和こそ無かったものの、これまでのマネタリーベース目標を実質的に廃止し、長短金利を誘導目標とする物差しの変更がありました。これにより短期金利の低下はあっても長期金利は現行水準(10年0%程度)をターゲットとすることで、イールドカーブがスティープ化し、銀行収益に有利であるとの判断から銀行株を中心に広く株式市場に海外入り、為替市場も大きく円安に振れることとなりました。

ドル円:9月23日のテクニカル分析

ドル円は、週足チャートを見るとよくわかりますが、1月から続く長期ドル安・円高の下降チャンネルの中での動きを継続しています。最近でも、104円台、103円台、そして今回の102円台と見事にレジスタンスに抑えられ、この高値を切り下げる動きが終わらない限り、年初来ドル安値となっている6月24日の99.00レベルをトライする流れにあるとしか言えません。100円の大台を目前に現在はいったん踊り場を形成していますが、テクニカルには円高トレンドにあります。本日は、週末前ということもあり新値をトライする動きは考え難いのですが、NY終値よりも上の水準では戻り売りが出やすい流れです。101.00レベルをレジスタンスに、100.30レベルをサポートとする流れを見ておきます。

オーダー/ポジション状況

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