日米金融政策への思惑交錯(週報2016年9月第二週)

20・21日の日米中銀会合を

日米金融政策への思惑交錯(週報2016年9月第二週)

ドル円:9月5日からの先週

5日は、先週末の引けの104.02で始まり、直後につけた104.12が5日の高値となりました。その後はじりじりと下降を続け、5日の安値103.14をつけました。欧州時間に入り、その後は、穏やかにじりじりと上昇を続け103.47まで上戻して、その後やや下押して103.41で引けました。

6日は、前日引けの103.41で始まり、東京時間に6日の高値103.80をつけました。その後は海外時間に入り、浜田内閣官房参与の発言が嫌気され6日の安値101.93まで下押しして、やや戻して102.01で引けました。
浜田内閣官房参与は、「日銀はFOMC前の追加金融緩和は控えるべき」と発言しました。

7日は、前日引けの102.01で始まり、直後につけた102.13が7日の高値となりました。東京時間に日経平均株価が下げた事で、7日の安値の101.19まで下押ししました。その後は穏やかにじりじりと上昇を続け、NY時間に101.86まで戻し、101.73で引けました。注目の米地区連銀経済報告(ベージュブックへの反応は限定的でした。

8日は、前日引けの101.73で始まり、その後は穏やかにじりじりと下降を続け、8日の安値の101.40をつけました。NY時間に入り、8日高値の102.59まで一気に上戻して、その後はやや戻して102.48で引けました。

9日は、前日引けの102.48で始まり、東京時間に9日安値の101.95まで下押ししました。欧州時間に入り、昨日のNYの様に、9日の高値の103.05まで一気に上戻して、その後はやや戻して102.66で引けました。
8日も9日もドルの買いの背景は米長期金利の上昇がきっかけでした。



ドル円:9月12日からの今週

ポイント:ドル円の方向性が不透明です


CME通貨先物ポジション状況:9月6日時点
   (9月6日)    (8月30日)    (8月23日)
円    54489     63661     60316
ユーロ ▲92630   ▲81925   ▲76658
ポンド ▲89969   ▲92485   ▲94978

シカゴIMM:投機・投資家筋のポジションで9月6日付けのネットの円の買い持ち高は15%減少。
直近ネット円い持ち最高水準は、2008年3月25日 +65,920、2004年2月6日 +64499、
過去最高ネット円売り持ち高は、2007年6月26日 -188,077

シカゴVIX指数:投資家の恐怖心理の度合いを示す指数、
17.50(+4.99)日中高値は17.54、大幅上昇で引け。米株が大きく下げ、リスク・オフ的な動きが強まり指数を押上げた。過去最大は2014年の31.06、過去最安は1993年の8.89、直近では2006年の9.39

リスク・オフが広がりやすい地合い

中長期的なトレンドはドル安方向との見方に変わりはありません
とは言え足下の動きに方向感がなく、20・21の日銀金融政策決定会合と、FOMCを材料として待ちです。
今のところの市場の織り込みは、日銀に関しては据え置きながら、FOMCに関しては、利上げ有りと無しに
意見が分かれています。とは言えどちらも、年内の利上げはあるとの見方には違いはありません。
ポイントはタイミングの織り込み方の違いです。

テクニカルで見てみたいと思います。

先週は狭いレンジの中を方向を模索、
9月05日の 102.14 〜 104.12
9月06日の 101.93 〜 103.80
9月07日の 101.19 〜 102.13
9月08日の 101.40 〜 102.59
9月09日の 101.45 〜 103.05

テクニカルにみると、日足の一目均衡表で
先行スパン2が 105.23で 横ばい
遅行スパン  103.89で 横ばい
先行スパン1が 103.72で 横ばい
転換線が    102.76で 横ばい
実勢値     102.66 09日引け
基準線が    101.93で 横ばい

実勢値は上値方向は先行スパン1と2に抑えら上値は重いでしょう。
昨年2015年12月24日に実勢値が下抜けて以来この状況は今年年初より同じ形です。
足元の実勢値は、基準線と転換線に挟まれた狭いスペースでもみ合っています
もし、この基準線を底割れしてくれば下値を探る動きと想定します。

予想レンジは、101.00~104.50 と見ます。

オーダー/ポジション状況

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