ドル円米長期金利上昇に122円台半ばを回復 (4/1午前)

1日午前の東京市場でドル円は反発。

ドル円米長期金利上昇に122円台半ばを回復 (4/1午前)

ドル円米長期金利上昇に122円台半ばを回復

1日午前の東京市場でドル円は反発。朝方、121.70レベルで取引の始まったドル円は、午前中から時間外の米長期債利回りが上昇に転じたことからつれ高に。11時台に昨日東京時間につけた高値122.44を超え、東京時間正午現在は122.64レベルで取引されています。

日経平均株価は続落。昨晩欧米市場で株価が下落した流れを受けて売り先行で始まりました。今週停戦期待が高まったウクライナ情勢も、イタリアのドラギ首相とプーチン大統領との電話会談でプーチン大統領が停戦や首脳会談に関し「まだ機は熟していない」と述べたことが報道される等、楽観ムードは次第に後退しつつあります。リスク選好の後退に日経平均株価は一時400円超下げて、203円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、米10年物国債利回りが2.30%まで続落、一方で米株価も下落する中でドル円は米国時間にかけて一時121.28まで下値を広げました。ただ、121円に接近する局面では連日のように買い戻しがでて、121.70まで小幅に戻して東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は乱高下の中一昨日来幾度か急落局面がありましたが、いずれも121円台前半で踏みとどまっており、底堅い印象。月が替わり3月の月足は長めのヒゲを残しつつも大陽線となっており、中期上昇トレンドを本体部分で上抜けて終了。ドル高の基調に変化はなさそうです。当局や要人からの円安けん制発言も絶対水準よりも変動の急激さを嫌う内容が多い印象で、ある程度の日柄をこなした後はドル円が再び上昇に転じる可能性は低くないものと思われます。

今晩は海外時間に米雇用統計やISM製造業景況指数発表等の大きめのイベントを控えており、通常は様子見気分が強まる時間帯です。ただ、今回は珍しく期初と第一金曜日が重なっているため、期末期初の実需フローあるいは実需のフローの反動の動きもあって、どの水準で雇用統計待ちとなるかやや見通しにくい状況です。

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