ドル円、米長期金利上昇に118円台前半をじり高推移 (3/15午前)

15日午前の東京市場でドル円は続伸。

ドル円、米長期金利上昇に118円台前半をじり高推移 (3/15午前)

ドル円、米長期金利上昇に118円台前半をじり高推移

15日午前の東京市場でドル円は続伸。朝方、118.19レベルで取引の始まったドル円は、FOMCを前に時間外の米10年債利回りが2.16%まで上昇したことにつれ一時118.45まで上値を伸ばし、東京時間正午現在は118.32レベルで取引されています。

日経平均株価は、ウクライナ情勢の改善期待と、世界的なスタグフレーション懸念の狭間で売買が交錯、前日終値を挟んで一進一退の展開となり、77円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、本日明日と開催される米FOMCで予想以上にタカ派姿勢が示されるのではないかとの思惑を背景に、米長期金利が上昇。14日中断され本日に持ち越されたロシア・ウクライナ間の停戦交渉への期待感、株価の下げ止まり等もサポートし、ドル円は米国時間に118.22まで急伸してそのまま高値圏で東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は昨日まで6営業日連続で上伸。主要なテクニカルポイントをはるか下方に取り残し強いドル買い地合いとなっています。一方で現在の水準は、1/24と2/24を安値としたダブルボトムのターゲットにほぼ達している他、今年1月から中期で引いた上昇トレンドの上限も118.45レベルと、ある程度達成感の出やすいレベルとも言えます。

本日午後以降は、一旦は、ロシア・ウクライナの停戦交渉の進展の有無や、明日深夜のFOMCの結果報告とパウエル議長の記者会見等を待っての様子見に転じやすく、結果を踏まえて、ドル円の2016年末の高値118.66レベルあるいはさらに上の水準への続伸の可否を判断することとなりそうです。

ドル円、米長期金利上昇に118円台前半をじり高推移

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