ドル円一時115.68まで上昇、1/28高値に並ぶ
9日午前の東京市場でドル円は高値更新後に反落。朝方、115.54レベルで取引の始まったドル円は、早朝一時115.68レベルに上昇し、1/28高値に並びました。しかし、その後は時間外の米長期債利回りが低下していること等を受け、ずるずると値を下げる展開になり、東京時間正午現在は本日安値圏の115.33レベルで取引されています。
日経平均株価は、昨晩米国市場でNYダウをはじめ主要株価指数が上昇した流れを受けて買いが先行。IT系、半導体系が主導する形で上昇し、246円高で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では、株式市場の堅調や米10年債利回りが2019年11月以来となる1.97%まで上昇したことなどを背景に、米国時間にかけ115.63まで上昇、115円台半ばで東京時間につなぎました。
テクニカルにはドル円は、主要なチャートポイントを上抜けてドル買い地合いを維持しています。
ただ、本日115.68の高値をつけたことで、ここから上伸すれば1/24をボトムとする変形逆ヘッドアンドショルダー成立に近づき、116円台半ばから後半を目指す動きとなる一方、このまま下落を続けると、まだ距離はあるものの、114.16で1/28と本日のきれいなダブルトップが成立し、112円台半ばへの道筋が開かれる、正念場ともいえる状況です。
現状では114円台の後半に転換線、基準線、一目均衡表の「雲」上限、21日移動平均線等のサポートが集中するため、上方向に伸ばす蓋然性のほうが高そうですが、確認の意味を含め、本日海外時間の終わりまでに115.68をクリアに上抜けていく事ができるかどうか、要注目です。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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