ドル円:8月15日からの先週
ドル円は8月以降のレンジを下抜け、100.00割れへ下落。
15日は、前週末の引けの101.94で始まり、東京時間に穏やかにじりじりと上昇を続け、15日の高値の101.45をつけました。その後は穏やかにじりじりと下降を続け、欧州時間に入り、15日安値の100.86をつけました。今度はじりじりと上昇を続け、NY時間に入り、
101.24で引けました。
16日は、前日引けの101.24で始まり、直後にやや上戻して101.29をつけましたが、これが16日の高値でした。この後16日の安値
99.53まで一気に下降、一転欧州時間に入り買い戻され、100.53、やや下押しして100.15、横ばい推移で100.30で引けました。
17日は、前日引けの100.29で始まり、東京時間に穏やかにじりじりと上昇を続け、17日高値の101.16をつけました。その後は穏やかにじりじりと上昇を続け、17日の安値100.03まで下押し、100.64へ上戻し、やや下押しして100.27で引けました。、
18日は、前日引けの100.26で始まり、東京時間に穏やかにじりじりと上昇を続け、18日高値の100.50をつけました。その後は穏やかにじりじりと下降を続け、18日の安値99.64まで下押しして、99.88で引けました。16日の安値99.53がサポートとして意識されています。
19日は、前日引けの99.88で始まり、直後にやや下押して99.85をつけましたが、これが19日の安値でした。この後、東京時間に穏やかにじりじりと上昇を続け、19日高値の100.46まで上昇、その後は同水準でもみ合いの後、100.18で引けました。100台前半でのもみ合いに終始した一日でした。
ドル円:8月22日からの今週
米利上げ観測の後退でドル下落圧力強まる
ポイント:注目は26日に予定されているイエレンFRB議長の講演。
ジャクソンホールを控え神経質な相場展開でしょう。
CME通貨先物ポジション状況:8月16日時点
(8月26日) (8月9日) (8月2日)
円 56006 48831 41700
ユーロ ▲92508 ▲98399 ▲104103
ポンド ▲94238 ▲90082 ▲82515
シカゴIMM:投機・投資家筋のポジションで8月9日付けのネットの円の買い持ち高は3週連続で増加。
直近ネット円い持ち最高水準は、2008年3月25日 +65,920、2004年2月6日 +64499、
過去最高ネット円売り持ち高は、2007年6月26日 -188,077
シカゴVIX指数:投資家の恐怖心理の度合いを示す指数、
11.34(-0.09)日中高値は12.00、過去最大は2014年の31.06、過去最安は1993年の8.89、直近では2006年の9.39
イェレン議長がシナリオを大きく覆すような発言をする可能性は低い?
中長期的なトレンドはドル安方向との見方に変わりはありません
先週は何度も繰り返し100.00割れの水準を試し、したねをもさくしました。
今週は26日のジャクソンホールを材料として待ちでしょう。。
今のところの市場の織り込みは、FOMCに関しては、利上げ有りと無しに
意見が分かれています。とは言えどちらも、年内の利上げはあるとの見方には違いはありません。
ポイントはタイミングの織り込み方の違いです。
市場の多くは後ずれに傾きつつあります。
テクニカルで見てみたいと思います。
先週は狭いレンジの中を方向を模索、
8月15日の 100.86 〜 101.45
8月16日の 99.53 〜 101.29
8月17日の 100.03 〜 101.16
8月18日の 99.64 〜 100.50
8月19日の 99.85 〜 100.45
予想レンジは、98.00~101.50
テクニカルにみると、日足の一目均衡表で
先行スパン2が 105.23で 横ばい
基準線が 103.52で 横ばい
先行スパン1が 102.84で 上昇
転換線が 101.10で 下降
遅行スパン 100.34で 下降
実勢値 100.18 19日引け
と
実勢値は、先行スパン1と2に加え、基準線と転換線も下抜け、上値は重いでしょう。
足元の実勢値は、基本の5線を全て下抜け下値を探る動きなのですが
基本5線、特にその中でも転換線が大きく下離れてきていて
実勢値が下値を先行しすぎている点が懸念されます。
予想レンジは、98.00~101.50 と見ます。
オーダー/ポジション状況
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