ドル円、年初来高値を更新後に反落。心理的節目114円トライに失敗(10/14朝)

13日(水)のドル円相場は年初来高値更新後に反落。

ドル円、年初来高値を更新後に反落。心理的節目114円トライに失敗(10/14朝)

ドル円、年初来高値を更新後に反落。心理的節目114円トライに失敗

〇ドル円米国時間朝方に約2年10ヶ月ぶり高値113.81まで上昇
〇FRB当局者の11月テーパリング支持発言や株価の堅調、米9月CPIの好調等が背景
〇その後は、114円を前に伸び悩み、米長期金利の反落や、短期筋のポジション調整に113.25まで下落
〇未明公表のFOMC議事録では11中旬か12月中旬のテーパリング開始を示唆するも市場の反応は限定的
〇ドル円、ひとまず戻り売りに押されるも、テクニカルな続落余地は乏しいか
〇本日は米PPI、新規失業保険申請件数、FRB要人発言等に注目集まる
〇当局者からタカ派発言の出た場合、ドル買い再開の可能性あり、アップサイドリスクに要注意
〇本日の予想レンジ:112.90ー113.70

海外時間のレビュー

13日(水)のドル円相場は年初来高値更新後に反落。@セントルイス連銀ブラード総裁による「11月のテーパリング開始を支持する」との発言や、A米金利先高観に伴うドル買い圧力(日米金融政策格差を背景としたドル買い・円売り)、B株式市場の底堅い動き(リスク選好の円売り圧力)、C米9月消費者物価指数(結果5.4%、予想5.3%、前回5.3%、※前年同月比)の市場予想を上回る結果が支援材料となり、米国時間朝方にかけて、2018年11月28日以来、約2年10ヵ月ぶり高値となる113.81まで上昇しました。

しかし、心理的節目114.00をバックに伸び悩むと(戻り売り圧力が強まると)、D米金利低下に伴うドル売り圧力(米10年債利回りは前日記録した1.63%から1.53%へ急低下)、E短期筋のポジション調整(俄かロングのロスカット)が重石となり、米国時間にかけて、安値113.25まで反落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間5時45分現在)では、113.28近辺で推移しております。尚、日本時間早朝に公表された米FOMC議事要旨では、「テーパリングが11月中旬か12月中旬に開始される可能性がある」との言及が見られましたが、市場の反応は限定的となりました。

13日(水)のユーロドル相場は下落後に反発。@欧州経済の先行き不透明感や、A欧米金融政策の方向性の違い(ユーロ売り・ドル買い圧力)、B米9月消費者物価指数の市場予想を上回る結果が重石となり、米国時間朝方にかけて、一時1.1537まで下落しました。しかし、前日記録した約1年3ヵ月ぶり安値1.1524(昨年7/22以来の安値圏)をバックに下げ渋ると、C米金利低下に伴うドル売り圧力や、D短期筋のショートカバーが支援材料となり、米国時間午後にかけて、高値1.1597まで反発しました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、本稿執筆時点(日本時間午前5時45分現在)では、1.1595前後で推移しております。

本日の見通し

ドル円は市場予想を上回る米CPIを背景に一時113.81(年初来高値更新。約2年10ヵ月ぶり高値圏)まで上値を伸ばすも、心理的節目114.00や2018年11月28日に記録した高値114.03をバックにひとまず戻り売りに押される展開となりました。但し、日足、週足、月足の全てにおいて強い買いシグナルを示唆する三役好転が成立していること、移動平均線のパーフェクトオーダーが継続していることなどを踏まえると、続落余地は乏しいと判断できます(昨晩の下落は上昇トレンドの過程で見られる一時的な押し目と整理)。こうした中、本日は日本時間21時30分に発表される米9月生産者物価指数や米新規失業保険申請件数、同23時00分のアトランタ連銀ボスティック総裁発言、日本時間1時00分のニューヨーク連銀幹部ローリー・ローガン氏講演、同2時00分のニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁発言、リッチモンド連銀バーキン総裁講演などに注目が集まります。

米インフレ指標が市場予想を上回る場合や、米雇用指標が改善を示す場合、米当局者よりタカ派的な発言が見られる場合などには、米金利先高観を背景としたドル買い(米長期金利再上昇→米ドル反発)が再開する可能性がある為、本日も引き続きアップサイドリスクに注意が必要でしょう(ポジション調整一巡後の反発を想定。日米金融政策の方向性の違いを背景としたドル買い・円売りと、株式市場の持ち直しを背景としたリスク選好の円売りがドル円のサポート材料)。

本日の予想レンジ:112.90ー113.70

ドル円、年初来高値を更新後に反落。心理的節目114円トライに失敗

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

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