ドル円、小動きながらじり安推移、米株先物は軟調 (7/27午前)

27日午前の東京市場でドル円はじり安推移。

ドル円、小動きながらじり安推移、米株先物は軟調 (7/27午前)

ドル円、小動きながらじり安推移、米株先物は軟調

27日午前の東京市場でドル円は小幅安。朝方110.39レベルで取引が始まったドル円は、アジア時間に入って米株先物が軟調推移していることや、米長期債利回りも上昇一服感が出ていることからじり安推移し、東京時間正午現在は110.21レベルで取引されています。
日経平均株価は、前日米市場で株価が堅調推移し、NYダウが2営業日連続で過去最高値で取引を終えたことを受け買いが先行、一時上げ幅は200円を超えました。しかし、東京を中心に本邦でのコロナ感染拡大が収まらないことが重石となって上げ幅を削り、98円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では米株先物の反発に米国時間序盤にかけて110.42までドル円は上昇。その後発表された米6月の新規住宅販売が期待外れな内容に終わったため、110.16まで反落する場面もありましたが、株価、ドル円ともに持ち直し110.40レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は21日移動平均線(本日110.38レベル)と90日移動平均線(同109.65レベル)の間でのもみ合いから、先週末来21日移動平均線に絡む動きとなっていますが、絶対水準には著変なく、主として21日移動平均線の低下によるものです。膠着状態は継続中で、取引レンジは110.00-50にむしろ狭まってきている印象です。

市場は本日からのFOMCの結果及び終了後のパウエル議長の会見待ち。最近の議長のスタンスは明確であり、今回サプライズは予想されないものの、前回FOMCの突然の「タカ派転」の記憶も生々しく、一応要警戒です。

ドル円、小動きながらじり安推移、米株先物は軟調

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