ドル円高値圏でもみ合い、一時年初来高値を更新 (7/1午前)

1日午前の東京市場でドル円は高値更新後に反落。

ドル円高値圏でもみ合い、一時年初来高値を更新 (7/1午前)

ドル円高値圏でもみ合い、一時年初来高値を更新

1日午前の東京市場でドル円は高値更新後に反落。朝方111.11の高値圏で取引が始まったドル円は、9時台に111.16まで上昇し年初来高値を更新しました。しかし、その後は輸出企業の実需や雇用統計を控えたポジション調整の売りに押され反落、東京時間正午現在は111.06レベルで取引されています。
日経平均株価は続落。昨晩海外市場でNYダウは上昇、S&P500は史上最高値を更新したものの、ナスダック総合指数はマイナスで終了と、米主要指数がまだら模様の動きを見せた中、日経平均は前日終値付近から次第に値を下げる展開となり、151円安で午前の取引を終えています。朝方発表された6月の日銀短観で大企業・製造業の業況判断が2年半ぶりの高水準となる14に改善しましたが、市場予想にやや届かなかったこともあってか、株式、為替市場ともに反応薄でした。

昨晩海外市場では米6月ADP雇用統計の予想比上ブレや、中古住宅販売の好調にNYダウが上昇、ドル円もリスク選好の回復を受けて111.12まであげて6/24高値に並び、そのままの水準で東京時間につなぎました。

テクニカルにはドル円は昨晩からの上昇で上昇基調に復し、また、午前中は年初来高値を更新しており、過熱感はないものの強いドル買い地合いといえます。当面のターゲットは昨年2月のコロナ感染拡大懸念が深刻化する前の高値112.23やその後の急落から急回復しての3月高値111.71等。4月後半以降の上昇チャネル上限の111.81を抜けるとドル買いが加速しそうです。
一方、下方向は、このところしっかりサポートしている転換線が本日110.44、その下の21日移動平均線が110.25、基準線が110.10とあいかわらず110円台前半のサポート帯が厚くなっています。

市場は週末の雇用統計待ち。昨晩の民間のADP雇用統計との相関は毎回短期的には必ずしも高いとは言えず、前月もADP雇用統計が上ブレてドル円が上昇した後、雇用統計が冴えない結果となり、はしごを外されたドル円が週末にかけて急落した記憶も生々しいためか、ここからドル買いが加速する雰囲気はいまのところありません。

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ドル円日足

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