ドル円110円台前半でもみ合い、FOMC後の方向探り続く (6/18午前)

18日午前の東京市場でドル円は110円台前半で小動き。

ドル円110円台前半でもみ合い、FOMC後の方向探り続く (6/18午前)

ドル円110円台前半でもみ合い、FOMC後の方向探り続く

18日午前の東京市場でドル円は110円台前半で小動き。朝方110.21で取引が始まったドル円は手掛かり難で方向感が出ず、110.16-33の20銭足らずのレンジ内での取引に終始し、東京時間正午現在は110.18レベルで取引されています。
日経平均株価は、米国市場で金利低下によりハイテク関連株が買われた流れを受け、買い先行で始まった後にもみあい、89円高で午前の取引を終了しています。
尚、12:30過ぎに日銀が金融政策を公表、基本的には政策据え置きでしたが、コロナ対応プログラムの期間を来年3月まで半年間延長すると発表しました。為替市場は無反応。

昨晩海外市場では発表されたフィラデルフィア連銀景況指数、新規失業保険申請件数、景気先行指数等の米指標が芳しくなかったことから、米長期金利がFOMC後の上昇分をすべて吐き出す形で反落。それを受けてドル円も日中高値の110.82からNY時間にかけて110.17まで値を下げる動きとなり、そのまま110.20レベルの安値圏で東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、反落したとはいえFOMC前の水準までは戻しておらず、4/23起点の上昇チャネルの中での推移。最も近いサポートの転換線(本日110.01)までもまだ余裕があり、その下には21日線、トレンド下限、90日線等も控えており、堅調地合いは維持されています。

FOMCの「タカ派転換」は債券、為替、株式各市場に影響を与えているものの、まだ材料としては消化しきれていない感じです。長期金利がFOMC前より低下した昨晩の動きはさすがに行き過ぎと思われ、今しばらくは米長期金利や株価の落ち着きどころを見極める必要がありそうです。

ドル円110円台前半でもみ合い、FOMC後の方向探り続く

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