ドル円FOMCを前にほぼ無風 (6/16午前)

16日午前の東京市場でドル円はFOMC待ちで膠着。

ドル円FOMCを前にほぼ無風 (6/16午前)

ドル円FOMCを前にほぼ無風

16日午前の東京市場でドル円はFOMC待ちで膠着。連日同じような小動きのコメントが続きますが、本日は午前中の取引レンジが110.05-14とついに10銭に届かず、まるで固定相場時代のような状況となっています。ドル円東京時間正午現在は、109.09レベルで取引されています。

日経平均株価は、昨晩の米株安、特にナスダック総合指数が生産者物価指数上昇を背景としたインフレ懸念で大きく下げたことを背景に、ハイテク関連株を中心に売りが先行、下げ幅は一時100円を超えました。その後は同じくインフレ懸念を背景とした商品価格の上昇を材料に商社、資源関連株等に買いも入り戻しましたが、前日終値までは回復できず、94円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では米重要指標の発表が相次いだものの、最も注目され、同時刻に発表された5月の生産者物価指数と小売売上高がそれぞれ予想比上ブレ、下ブレと明暗を分けた形となり、為替市場は消化不良からどちらも動けない状況となりました。結局ドル円は東京のレンジとほぼ変わらずの109.99-110.17レンジでの取引に終始し、FOMC前の関連重要指標発表を受けての久々の動意を期待した一部市場関係者を落胆させる結果となりました。

テクニカルにはドル円は小動きながら連日下値を切り上げる動きとなっており、21日線を上放れ、節目の110円もクリアして、ドル買い地合いと言えなくもない状況。
もっとも、今晩のFOMCでのタカ派的な議論への期待を少しづつ織り込んでのドル買い進行と思われ、明日未明の結果発表、議長記者会見の内容次第では5営業日に亘る下値切り上げが一瞬で吹っ飛ぶ可能性も十分あると考えられます。

ドル円FOMCを前にほぼ無風

ドル円日足

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