ドル円軟調推移。主要通貨に対するドル売り強まる (6/1午前)

1日午前の東京市場でドル円は軟調推移。

ドル円軟調推移。主要通貨に対するドル売り強まる (6/1午前)

ドル円軟調推移。主要通貨に対するドル売り強まる

1日午前の東京市場でドル円は軟調推移。朝方109.58レベルで取引の始まったドル円は、序盤ほぼ一方向で下げて、一時昨晩海外安値を下回る109.33をつけました。その後やや買い戻され、東京時間正午現在は109.39レベルで取引されています。
市場ではワクチン接種進展による世界的景気回復期待が高まっており、安全資産としてのドル売りが強くなっています。ドル円の動きも午前中は、ほぼドルインデックスの動きにそっていて、その動きを反映したものとなっています。
日経平均株価は、コロナの収束と景気回復への期待と不安が交錯する中で前日終値を挟んで上下200円幅でもみ合いましたが、結局106円安で午前の取引を終了しています。昨日OECDが発表した経済成長予測の中で、日本のOECD各国に比べてのワクチン接種の遅れが指摘され、米、中、欧州圏の21年度の経済成長率予測が3月時点比でいずれも改善する中で、日本の見通しは悪化したことも株価の重石となりました。

昨晩海外市場では米英休場で市場参加者が少ない中、特段の要因もないままにドル円は深夜0:00頃一時109.36の安値をつけました。同じタイミングでユーロドルも急上昇していることから、月末の実需やフィキシングの中で生じたドル売りが、薄い市場で増幅された動きのように思われます。
欧州時間の時間外の米長期金利が低下傾向を示したこともドルの売り要因となりました。

テクニカルにはドル円は昨日本日と反落基調ですが先週後半以降の一目均衡表の「雲」の上での推移を維持、本日109.38レベルの転換線、109.17レベルの21日移動平均線等にサポートされており、今のところドル高基調は維持されています。
本日この後は連休明けの英米勢の動き、特に連休中に強まったドル売りに追随してくるかが注目されます。

ドル円軟調推移。主要通貨に対するドル売り強まる

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