ドル円 リスク回避の円買いと米長期金利低下によるドル売りで一時108円台前半に下落(3/24午前)

24日午前の東京市場でドル円は軟調推移。

ドル円 リスク回避の円買いと米長期金利低下によるドル売りで一時108円台前半に下落(3/24午前)

ドル円 リスク回避の円買いと米長期金利低下によるドル売りで一時108円台前半に下落

24日午前の東京市場でドル円は軟調推移。朝方108.59レベルで取引が始まったドル円は、リスクセンチメントの悪化でドル買い、円買いともに強まる中、時間外の米長期金利が一段と低下し、米10年債利回りが1.60%を割り込んできたことから、ドル売りが優勢となりました。
ドル円は一時108.50を割り込み、108.45の安値をつけた後、東京時間正午現在は108.50レベルで取引されています。

日経平均は、海外株安を受け、前日終値から窓を開けて下げて始まり、その後も下落を続け530円の大幅安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では独のロックダウン期間延長等、欧州地区でのコロナ感染拡大下での経済活動の制限が長期化の様相を見せる中で、景気先行き懸念が再燃、欧米主要株価指数は軒並み下落しました。ドル円はリスクセンチメントの悪化から円高が進行、欧州時間に108.41まで売られる場面がありました。その後一旦買い戻されたものの、パウエルFRB議長の議会証言での「インフレリスクを特に懸念していない」との発言に米長期金利が低下したことなどを受けて再度ドル売りが強まり、108円台半ばで東京市場につないでいます。

テクニカルにはドル円は既に2週間108.34-109.36の1円強のレンジ内での取引が継続。ただ、このところ高値安値を切り下げてきており、また、本日午前は108.89の転換線を下放れていることから、ドル売り地合いがやや強まっています。
本日午後以降も株価、米長期金利の動向に引き続き要注意。リスクセンチメントの悪化が続きドル円がレンジ下限の108.34を下抜けた場合には、本日108円に乗せ上昇中の21日移動平均線を試す動きとなり、次は108円台を維持できるかがポイントとなりそうです。

ドル円 リスク回避の円買いと米長期金利低下によるドル売りで一時108円台前半に下落

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