ドル円109円台に乗せ続伸 (3/9午前)

9日午前の東京市場でドル円は109円台に急伸。

ドル円109円台に乗せ続伸 (3/9午前)

ドル円109円台に乗せ続伸

9日午前の東京市場でドル円は109円台に急伸。朝方108.91レベルで取引が始まったドル円は、序盤は109円以下の水準でのもみ合いが続きました。しかし、9時台に短期筋の仕掛けとみられる動きに109円を突破すると、ストップロスを巻き込んで上げが加速、一時109.23の高値をつけ東京時間正午現在は109.20レベルで取引されています。
尚、朝方発表された本邦第4四半期GDP確定値は前期比年率11.7%と速報の12.6%から下方修正されています。
日経平均午前は、米株式市場でNYダウが上昇した一方でナスダック総合指数は大幅安となったこと等を受け、景気敏感株が買われる一方でハイテク関連株が売られ、前日終値付近でもみ合いとなりました。結局57円の小幅高で午前の取引を終了しています。

昨晩週明けの海外市場では、週末に米追加経済対策法案が上院を通過し、14日までに成立する見込みとなったことや、米長期金利が高止まりしたこと、株式市場でNYダウが反発したこと等を受けてドル円は堅調に推移し、一時108.94まで上昇、そのまま高値圏で東京時間につなぎました。

テクニカルにはドル円は午前中の上昇で節目の109.00を突破、200週移動平均(109.01)も上抜けました。次のターゲットは昨年3月高値111.71から今年1月安値102.59までの下落の76.4%戻し109.56、それを抜けると昨年6月高値109.85、そして節目の110円が視野に入ってきます。
一方上げが急だったため、サポートは107円台後半まで見当たらず、急激な戻しにも警戒が必要です。

為替市場では、予想外の債券市場の変動と米長期金利上昇により、主要通貨に対するドル買いが継続しています。そんな中で本日から、来週のFOMCを前にブラックアウトルールによりFRB関係者が金融政策に関して踏み込んだ発言ができない期間に入るため、一層米長期金利のコントロールが効かなくなるのではないかとの懸念が市場の一部に出ています。
先週末には米10年物国債利回りが再び1.6%台に乗せたものの株式市場は崩れず、市場にある程度長期金利上昇に対する「耐性」がついてきたようにも感じられますが、為替市場でのドル買いは続いており、引き続き各国の債券市場・長期金利の動向は要注意です。

ドル円109円台に乗せ続伸

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