ドル円107円挟み 前日レンジ内ながら底堅く推移 (3/4午前)

4日午前の東京市場でドル円は107円前後での推移。

ドル円107円挟み 前日レンジ内ながら底堅く推移 (3/4午前)

ドル円107円挟み 前日レンジ内ながら底堅く推移

4日午前の東京市場でドル円は107円前後での推移。朝方106.98で取引が始まったドル円は106.97-107.11レンジでのもみ合いとなっており、東京時間正午現在は107.08レベルで取引されています。日経平均は、前日NYダウがもみ合いの後終盤にかけ下落、2日続落となるなど、米株が総じて軟調推移したことを受けて売りが先行、その後も下落が続き一時節目の29,000円を割り込みました。結局かろうじて29,000円は維持したものの、554円の大幅安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場でドル円は、米長期金利の上昇につれ深夜過ぎに107.15まで上値を広げる場面もありました。その後ISM非製造業景況指数の不冴え等も重石となり、米10年物国債利回りで1.49%までで米長期金利が下落に転じると、ドル円も上昇一服となりましたが底堅く、107円近辺の高値圏でアジア時間につなぎました。

テクニカルにはドル円は昨年3月高値111.71から今年1月の安値102.59までの下落の半値戻し107.15でぴったり止まって反落。ただドル買い地合いは強く、引き続き1月からの中期上昇トレンド上限付近で上値をうかがう動きとなっています。

最近の冴えない株価動向と米長期金利の高止まりがドル円でのドル買いにつながっていますが、日米株価が下落する中での円売りは、いまひとつ釈然としない部分もあります。それだけドル円においては買い材料に反応しやすくなっている印象です。
本日この後も107.15レベルの攻防注視。この水準をクリアすると、上記フィボナッチの61.8%戻しの108.23を目指す動きとなりそうです。

ドル円107円挟み 前日レンジ内ながら底堅く推移

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