ドル円 月末実需の買いで104円台半ばに上昇(1/29午前)

29日午前の東京市場でドル円は上昇。

ドル円 月末実需の買いで104円台半ばに上昇(1/29午前)

ドル円 月末実需の買いで104円台半ばに上昇

29日午前の東京市場でドル円は上昇。朝方104.25で取引が始まったドル円は輸入企業の月末実需の買いが入り8時台から一方向に上昇。10時過ぎに一時約一か月半ぶり高値となる104.57をつけ、東京時間正午現在は104.50付近で取引されています。
日経平均は、海外での株価反発を受け買戻しが先行しました。しかし、一部の米ネット証券が、昨晩の株価反発の要因となった個人の投機への制限措置を解除すると報じられ、米株先物が反落、日経平均も伸び悩み、51円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、米株式市場を不安定化させるとして売り要因となっていた、個人投資家の投機的動きを複数のネット証券が封じる動きを見せたことが市場に安心感をもたらし、NYダウは6営業日ぶりに反発しました。ドル円は株価や長期金利の上昇を受け堅調推移し、104.46と直近高値を更新し、その後やや戻して東京時間につなぎました。

テクニカルにはドル円は昨日からの上昇で、一目均衡表の「雲」を突破、ドル買い地合いが強まっています。このところ株価が不安定な動きを見せており、また株価のドル円に対する影響も、下落の度合いによってリスク回避のドル買いが強まったり、円買いのほうが強かったりで、一様ではありません。そういう意味で株価の「変動度合い」がドル円の方向性を決める神経質な展開が続きそうです。

米国では個人投資家の小口株式売買がSNSと結びついてファンドに対抗する力をつけているようですが、その行動を制限することが妥当なのか否かの議論は当然あるものと思われ、株価の動向と同時に帰趨を見守りたいと思います。

ドル円 月末実需の買いで104円台半ばに上昇

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