(1) 株式関連
@ 豪州株(黒:ASX200指数)、米株(赤:S&P500)、MSCI世界指数(青)
2006年、2007年には豪州株と米株は高値で肩を並べていましたが、リーマンショック後は資源価格下落による豪州株の伸び悩みが鮮明となっています。
A 豪州株のセクター別推移
明らかに資源株セクター(オレンジ色)が株価の足を引っ張っています。全セクター(緑)の伸びは緩やかですが、2006年〜2007年の高値を越えてきています。また資源セクターも底打ち状況を示しています。
B 豪州株(青)とMSCI(豪州除く指数:赤)のPER比較はほぼ同じ推移を辿っていますが、豪州株は現在15〜16倍程度になっており、さほど割高とはなっていない様です。
C 配当性向は豪州株(青)が豪州除くMSCI(赤)を大幅に凌駕しており、上記のチャートを比較しても豪州株が割安に置かれている形になっています。
(2)為替関連
貿易加重指数での豪ドル為替指数は名目(オレンジ)では十分に割高を脱しているようです。また、実質(青)ベースでもかなり調整をしています。
為替下図のチャートは豪ドルに対して、米ドル(赤)、ユーロ(水色)、円(オレンジ)で比較したものとなっています。2010年以降2012年まで、対米ドルでの急激な豪ドル高は解消してきています。
1985年以降は概ね、中間(青い線)に位置していると思います。為替は十分に豪ドル安の水準まで下落しているものの、ファンダメンタルズ比較では、豪州優位と思われ、中銀は依然として為替を気にしていることが解ります。従い、この青い線を下回った場合には、中長期の豪ドル買い場面が出てくると思われます。
(注)各コメントは中銀出所のものではありません。
オーダー/ポジション状況
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