ユーロドル大統領選速報受け乱高下、日中レンジ167ポイント (11/4夕)

4日の東京市場でユーロドルは荒れ模様。

ユーロドル大統領選速報受け乱高下、日中レンジ167ポイント (11/4夕)

ユーロドル大統領選速報受け乱高下、日中レンジ167ポイント

4日の東京市場でユーロドルは荒れ模様。朝方1.17近辺で取引が始まったユーロドルは、米大統領選でのバイデン優位の楽観的な見方が継続、大型景気対策期待の株高を伴い、朝方1.1770の高値をつけました。しかし、開票が進むにつれトランプ大統領のフロリダ等激戦州での優位が明らかになり、不透明感が増したことで主要通貨に対するドル買いが急激に強まり、昼前に1.1603の安値をつけました。ただ、株式市場は比較的冷静で、日経平均株価はプラス399円で終了。米株先物も大きく崩れなかったことでユーロドルもやや冷静さを取り戻し、一時1.1695まで戻した後、東京時間19:30現在は1.1685-90レベルでの取引です。

大統領選では予想外にトランプ大統領が善戦し、優位に立っていますが、接戦が続いており未だ決着はついていません。そのような状況下でトランプ大統領は夕刻、一方的に勝利宣言に近い声明を発したうえ、自分が優位な州での開票や、一部で認められているこの時間以降の投票を止めさせるため最高裁に行くとの意図不明の発言をしています。

選挙戦は現時点ではトランプ大統領が優位ですが、いまだ最終的に決着していない7-8の州において、都市部の郵便投票分でバイデン候補が巻き返しを図れるかが、焦点となりつつあります。
テクニカルにはユーロドルは、朝方の上昇で一時一目均衡表の「雲」の中に戻し、21日移動平均線に達しましたが、その後は7/24来の安値を更新し、反発後も一目均衡表の「雲」の下で推移しています。

大統領選の結果が本日中に決着するか否かはこれからの時間の状況次第ですが、上院選は民主党の過半数獲得の可能性が薄れ、いずれにせよ当初の予想とは違う形になりつつなります。
ただ、最初の衝撃は午前中の乱高下である程度吸収していますので、この後はユーロドルは為替市場の反応を確認しながら、ある程度冷静に結果を見守る形になりそうです。

序盤の欧種主要株価指数はまちまち。今晩この後は22:15にADP雇用統計、22:30に9月米貿易収支、24:00に10月ISM非製造業景況指数の発表が予定されています。

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ユーロドル日足

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