アメリカ6月貿易収支予想(日本時間2020年8月5日21時半発表予定)
(今回予想:2020年8月5日12:00現在)
5月までの推移と今回予想値(発表値は黄色の折れ線で、今回分は○印)
灰色の折れ線:モノの貿易収支
黄色の折れ線:モノとサービスの収支(通常発表分)
青の棒グラフ:対中国
オレンジの棒グラフ:対日
本日21時半に米国6月貿易収支が発表されます。その15分前に7月ADP社民間雇用者数、1時間半後に7月ISM非製造業景況指数が発表されます。前者は今週金曜日の雇用統計の前哨戦、後者は先行指標の代表的なものの1つです。
さて、今年2月までは赤字幅が漸次減少していましたが、3月以降は再拡大しました。それに伴い、対中赤字(上図の青棒グラフ)も大きく拡大しています。
コロナウィルスの影響で世界的に貿易量が減少している中で、対中の赤字拡大に関する分析が出るか否かも留意する必要がありそうです。
また、下図の中国貿易収支は、当局が1月と2月の収支をまとめて発表したため、合計71億米ドルの赤字になりました。年初は中国のコロナウィルスの影響で一時赤字になりましたが3月以降は黒字幅が増え始めています。6月は若干ながら、黒字幅の減少予想になっています。また、中国からみた対米黒字は5月278.9億ドルが6月294億ドルになり、輸入だけでも11.3%増となっているので、米中関税合意で中国が米国からの輸入を増やしていると述べています。
(今回予想:2020年8月5日12:00現在)
下図はドル円の日足チャートです。比較的大きな流れはラインA(=108円50銭)とB(=103円50銭)のドル安トレンドです。この間のラインC(=107円10銭)とD(=104円60銭)があります。先週金曜日は下ヒゲだけDを抜けましたが、実態ではD越えに戻し、大きな陽線で切り返しました。但し、トリプルボトム抜けのラインE(=106円20銭)を実態で上抜けていないので、現状ではEとDの取引になりそうで、もしEを上抜けばEとCが想定されます。更にCを抜けばA及びF(=109円80銭)が視野に入ります。下値はDを切ると、まずB方向。更に切れば今年3月底値の101円20銭割れのダブルボトム方向になります。
まず今日の3指標でどうなるのかを見て、金曜日の雇用統計がポイントになりそうです。
(8月5日14:20、1ドル=105円56銭)
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