ユーロドル1.13台後半で膠着 EU首脳会談待ち(7/17夕)

17日の東京市場でユーロドルはイベント待ちで膠着状態。

ユーロドル1.13台後半で膠着 EU首脳会談待ち(7/17夕)

ユーロドル1.13台後半で膠着 EU首脳会談待ち

〇ユーロドルは1.13台後半で小動き、EU首脳会談での復興パッケージ審議待ち
〇欧州理事会議長は復興パッケージ修正案を提出、一部譲歩するも復興基金規模は不変
〇結果を受けての週明けユーロは波乱含みか、合意に達した場合には1.1495試しも

17日の東京市場でユーロドルはイベント待ちで膠着状態。日中レンジは1.1378-94と20pips未満にとどまりました。夕刻欧州勢参入後もレンジはほぼ変わらず、東京時間16時半現在は1.1385-90レベルでの取引です。
昨晩海外市場では、ECB理事会の現状維持、およびラガルド総裁記者会見から、ユーロの追加緩和期待がやや後退、ユーロ買いが強まり1.14台半ばまでユーロドルが反発する局面がありました。しかし、その後は株式市場の反落、米小売売上高の回復にドル買い地合いとなり、再び1.13台に戻してアジア時間を迎えています。

市場は17-18日にかけて開催されるEU首脳会談(欧州理事会)の結果待ち。前回6/19に不調に終わった議長提案の復興パッケージについて今回事前に修正案が提出されており、前回反対に回ったオーストリア、オランダ、スウェーデン、デンマーク(所謂倹約4か国)やフィンランドの同意が得られるか注目されます。
修正案では、パッケージのうち、中期予算の規模を縮小、EUの予算から享受する利益を拠出金が超過しているデンマーク、ドイツ、オランダ、オーストリア、スウェーデンの5カ国に対する払い戻しの確認、復興基金の3割については2020年と2021年の各国GDPの変動を考慮して2023年に確定させること等を提案、更に加盟各国の経済・財政政策の協調枠組み遵守、法の支配といったガバナンスも確認するとしています。しかし、パッケージの中の復興基金の枠組み(7,500億ユーロ、うち5,000憶ユーロは返済不要分)は前回提案内容を維持しており、今回合意に達するか微妙なところです。

テクニカルにはユーロドルは、昨日海外での上昇局面で1.1442まで上値を伸ばしたものの、前日高値には及ばず上値を切り下げる形となりました。一方で21日線(1.1289レベルを上昇中)まではまだ距離があり、堅調地合いは維持しています。EU首脳会談の結果次第では、週明けユーロが値を伸ばし、1.1495を試す展開もありそうです。
序盤の欧州株価指数先物はおおむね堅調推移。今晩この後は21:30に米6月の住宅着工件数、23:00にミシガン大学消費者信頼感指数の発表があります。

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