NZ2016年1QGDP結果
1QGDP 前期比+0.7% 前年同期比+2.8%
16日朝公表のNZのGDPは上の通りになりました。
@前四半期比ベース
A前年比ベース
B内容
建設関連が4.9%の伸びで最大。
医療関連が2.7%の伸び。
消費は0.5%の伸び。
製造業が▼0.4%で、これは主力産業の日用品や食料・飲料などの減速により、関連製造業が落ち込んだもの。
尚、構成項目はGDP2500億NZドルで、家計消費が1450億ドル(58%占める)、政府支出450億NZドル(同18%)、企業投資600億NZドル(同24%)、輸出700億NZドル、輸入700億NZドルで貿易収支面は寄与度が±0になりました。
C実質可処分所得の伸び、棒グラフは四半期推移、折れ線は年率推移
長く低迷してきた可処分所得が増加しました。これがトレンドになるのか、一時的現象なのか、暫く見守る必要ありますが、NZ経済にとっては好結果になっています。
コメント
NZのGDPは予想を上回る数値となりました。四半期比ベースは2期連続で高い数値を示していましたので、今期は若干の減速を見せています。(+0.9%→+0.9%→今回+0.7%)しかしながら、年率では大きく改善する数値(+2.8%)で3%成長に近付く伸びを示しています。他地域と比較しても、豪州(+3.1%)が大きいだけで、米国と英国の各+2.0%、ユーロ+1.7%、日本+0.0%、OECD+1.8%よりも高いGDP伸びになっています。
NZドル上昇するも0.7130を超える勢いはなし
相場はNZドル/米ドルで0.7020〜25付近で推移していましたが、NZ買いになり0.7070〜75付近まで上昇しています。現在は右肩上がりの0.6550〜0.7130レンジ内の上限を試す流れにいます。流れはNZ強いものの、まだ0.7130越える勢いはなさそうです。ユーロの状況がBrexitの結果次第になっていますので、まだドル全面安のトレンドにはなっておらず、来週の23日までは上限を越えるNZ買いがでにくいと思われます。
対豪ドルでは豪ドル高トレンドを下抜け
また、豪ドル対NZドルは目先の豪ドル高トレンド(1.0485〜1.0565レンジの右肩上がり)を下抜き1.0400〜10の底値を再度試す流れにいます。1.05台回復でこのレンジに回帰します。(6月16日11時26分、1NZドル=0.7065米ドル、1豪ドル=1.0457NZドル)
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