ユーロドル1.08台前半で小動き後に反落
〇リスク選好の回復によるドル売りが一段落、ユーロは1.08台を軟化
〇ドル円の上昇を反映してユーロ円は116円近辺で堅調
〇雇用統計を乗り切った株価は欧州勢参入後に軟調に転じる
週明けの東京市場でユーロドルは1.08台前半中心で方向感なく推移。午前中に高値1.0851をつけた後はやや軟化し、東京時間18:00現在は1.0815-20レベルの取引です。
先週末の米雇用統計を無難に乗り切り、本日日中までは日経平均、米株先物ともに堅調に推移しました。しかし、欧州時間に入って米株先物がもみ合いから軟調に転じ、上昇して始まった欧州株も一部の地域の株価指数がマイナスに転じるなど、ややリスクセンチメントに変化が見られます。
一方、先週114円台まで下落したユーロ円は、ドル円が堅調に推移していることから3日連続で安値を切り上げており一時116円台を回復しています。
テクニカルにはユーロドルは本日1.0864レベルを低下中の21日移動平均線に頭を抑えられてはいるものの、1.0769レベルにある上昇トレンドラインまでは距離があり、あまり大きな変化はありません。
本日は主要な経済指標等の発表がない中で、先週後半からやや先行気味だった欧米の経済再開後への期待の先取りがやや剥げ落ちつつあるようにも見え、今晩この後の欧米株式市場の展開が注目されます。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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