ユーロドル 反落後は1.11台前半でのもみ合い
5日の東京市場でユーロドルは小動き終始。日中の取引レンジは1.1120-44と限られ、東京時間18:00現在は1.1138レベルで取引されています。
昨晩海外時間には米追加緩和観測からの長期金利の低下と、好調な米経済指標と米ドルにとっての好悪材料がせめぎ合い、米ドルは主要通貨に対しやや方向感を失った形となりました。その中で、ことユーロドルに関しては、製造業PMI等欧州圏の指標の不冴えとイタリアでのコロナウイルス感染拡大の継続が重石となってユーロ売りドル買いがやや優勢となりました。
そのため、前日一時1.1212の高値をつけ、中期下降トレンドの上限を上抜けたかに見えたユーロドルですが、昨日は再びトレンド内に回帰。8営業日に亘った上値の切り上げは一旦終了してユーロの上昇に一服感が出ています。
テクニカルにはユーロドルは、反落はしたものの1.1110にある一目均衡表の「雲」の上限や200日移動平均線に支えられて底堅い動きが続いており、引き続きリスクはユーロ高方向です。
序盤の欧州株価指数先物はカリフォルニア州がコロナウイルス感染拡大で「非常事態宣言」を発動したこと等が重石となりほぼ全面安の商状。
今晩この後は22:30に米新規失業保険申請件数、24:00に米1月の製造業受注、耐久財受注の発表があります。
ユーロドル日足
ユーロドル週足
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