オーストラリア 1月雇用統計の結果(20/2/20)

本日、オーストラリアの1月雇用統計が発表されました。

オーストラリア 1月雇用統計の結果(20/2/20)

オーストラリア 1月雇用統計の結果

1月の豪州就業者数はエコノミスト予想を若干上回り、一方で失業率は、予想を下回りました。
発表後は豪ドル売りとなっています。
いつもの様に各項目を見ると、

オーストラリア 1月雇用統計の結果

となっています。
さて就業者数からみていくと、

オーストラリア 1月雇用統計の結果 2枚目の画像

1月の就業者数は前月より13,500人増で、予想(1.0万人増)を若干上回りました。
12月は前回の+2.89万人⇒+2.87万人に若干下方修正されていますので、この分を加味すると今回は実質+1.33万人となります。内容的には、フルタイムが大きく伸び、パートタイムが減少した形です。
消費には好影響となります。

また失業者の分析は以下の様になりました。

オーストラリア 1月雇用統計の結果 3枚目の画像

12月の失業者は12,900人減少しました。12月は当初の失業者数▼12,900人減が▼11,800人減と小幅ながらも改善しています。内訳はフルタイム希望が19,600人増(12月は▼5,300人減)となり、パートタイムも11,400人増加しました。就業者数が拡大している中での失業者増ですので、労働市場は拡大しています。また、失業率は1月5.3%となり、前月比0.1%悪化しました。労働参加率は前月より0.1%改善し66.1%でした。月間全労働時間は810万時間減少(12月は820万時間増加)し、17億8180万時間となりました。個人消費にはマイナス要因となっています。

失業率は下図となり、赤い線(中銀の失業率予想値5.25%)を月次では上回って悪化しています。但し、まだ許容範囲内の動きになっています。

オーストラリア 1月雇用統計の結果 4枚目の画像

豪ドル米ドル相場は、失業率発表前に0.6680米ドルで付近で推移していましたが、予想を下回る失業率に50ピップス程度売られ、現在は0.6645〜50米ドルで推移しています。

結果的に昨日サポートだったラインB(=0.6660米ドル)を下抜き、豪ドル安トレンドラインの0.6725〜0.6625米ドルに沿って下がる流れになります。1日で約10ピップス程度下がります。
失業率は内容的に一方的に悪いものではないので、現状の豪ドル安センチメントでの売りですから、ゆっくりとした豪ドル安となりそうです。上値は最低でも0.6670米ドル以上で終わらないと、下値リスクを残したままです。
(1豪ドル=0.6646米ドル、2020年2月20日15時30分現在)

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