A$シカゴポジション(2019年11月12日現在)

相場が戻ったところで、ロングの利食い・ショートの売り増しになっています。

A$シカゴポジション(2019年11月12日現在)

シカゴポジション(CME)205

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション(CME)205

主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年11月12日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル

シカゴの豪ドルポジションはネットショート14,000枚増の40,800枚となり、前週分の同枚数をそのまま売り越した形になりました。しかしながら内訳はロング8,600枚減、ショート5,400枚増ですので、相場が戻ったところで、ロングの利食い・ショートの売り増しになっています。総枚数では3,200枚増ですので、まだまだショートポジョション積み上げも可能です。
先週、2年間続く豪ドルショートポジションと書きましたが、2019年12月がその2年目にあたります(ロング期間も約2年)。その期間が近づく中でのショート積み上げです。

チャートを見ても、黒の豪ドル安トレンドラインの上限で反落しました。このまま行けば0.66米ドル(黒ライン下限)狙いの動きになります。しかしながら、例年のパターンでいくと、クリスマスに向けてはポジション調整期間に入ります。そして約2年毎にポジションを変更していますので、今年もそのパターンに入るのかを見極める時期にいます。因みに昨年同時期には約6万枚のショートを保有していましたが、12月31日に26,000枚まで減らしています。

実際の豪ドル米ドル相場は1月からの0.6635〜0.6935米ドルの豪ドル安トレンドラインは依然として維持しています。そして10月初めから上げた豪ドル高トレンドのサポートを先週木曜日に下抜けました。現在は0.6830米ドルで抵抗線になっています。当面は上記レンジ内での下限0.6635米ドル方向の動きになっています。これはシカゴポジション終値ベースでのチャートにも合致します。この下限狙いの途中に0.6760〜70、0.6720〜30、0.6680米ドルの順にサポートあります。一方で、上値は0.6830米ドルを越えて終わることが豪ドル安を食い止める最低限になっています。(1豪ドル=0.6809米ドル、11月18日14:300)

シカゴポジション(CME)205 2枚目の画像

シカゴ豪ドルポジションと締日終値のチャート

(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。

オーダー/ポジション状況

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